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「キリスト新聞」から

KiriShin(The Kirisuto Shimbun, キリスト新聞、第3489、Oct. 21. 2018) が届きました。
 10月も下旬。すっかり秋の雰囲気となり、京都は、観光客が一段と増えた感じで、これまではそれほど混み合っていない路線のバスも、観光客で一杯です。観光都市が市民にとって住みやすいかは考えものです。京都は、そこで住む人にとって住みやすい都市でしょうか。学生にとっては?・・・

1.第1面:「子どもたちに 夢と希望届けたい」
「ワールド・ビジョン プリキュアとコラボ クラウドファンディングに挑戦中」
「フィリピン サマール島はじめての「おしごと体験図書館」誕生プロジェクト」

2.「アニメ制作会社と海外支援の動きは初」「鷲尾天氏「応援してくれたファンにお返しを」」(第2面)

 アニメと宗教という組み合わせ自体は、必ずしも珍しくないが、海外支援は、なかなか面白いすばらしい発想・
 アニメには、自分の子ども時代と自分の子どもの子ども時代という二つの時期に集中的に関わる対象という側面があるが(あるいは自分の孫の子ども時代もあり得るが)、その点で、プリキュアと聞くと、懐かしい気がする。那須香椎なつかしい。尾宗」という呼ばれる現象の現実的な一面。宗教も両義的である(ティリッヒ)ということではあるが、これは人間の努力の範囲内に事柄である。天災ではないのだから。

3.「News/Topics」[ニュース/トピックス](第3面)
・「「この時代の霊的な歌を」 日本賛美歌学会でユニョン氏」
・「性と人権 キリスト教全国連絡会議 教会の異性愛主義・家族主義を問う」
・「シンポ「SNSと宗教」 ネットの限界と可能性を模索」
・・・

4.第4面~第5面
「宗教リテラシー向上委員会」:「日本の食教育を問い直す」 
  ナセル永野(日本人ムスリム)

「縦断列島 書店員日記」:「クリスマスの準備に奔走中・・・」 
  加川昌宏 教文館

「聖書翻訳の最前線」:「新改訳2017」を例にして。「3版」との比較。
 8.「私の敵をよそに」(詩篇23:5)

「東アジアのリアル/East Asian Perspectives」  
 「忍耐を強いられる中国の深刻な現況」 遠山潔

6.第6面
「伝道宣隊 キョウカイジャー+αアルファ」
 「正解なんて、ありません!」 キョウカイホワイト

7.第7面
・「Information/インフォメーション」

・「ライトノベル新人賞受賞作」作:高山井作
 「17歳の牧師だけど 何か質問ある?」 「4章 天使に重さはありますか?」[15]

8.第8面
・「ハンガーゼロ 私から始める、世界が変わる」
 「「世界食糧デー」各地で大会開催中」

・「BookReview [書評]」

・「TV/Radio」[テレビ/ラジオ]
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キリシタン研究2

 遠藤周作のキリシタン関連の文献として、次の論集は、かなり重要な位置を占めているように思われる。

遠藤周作
『切支丹時代──殉教と棄教の歴史』
小学館ライブラリー、1992年。

日本と西洋の激突
  キリシタン時代──日本と西洋の激突
  切支丹時代の智識人
  切支丹と遺跡──長崎のその周辺
  『沈黙』──踏絵が育てた想像
  日記
  細川ガラシャ──神だけを拠りどころに
  東北の切支丹──支倉常長とペドロ岐部
  トマス荒木──最初のヨーロッパ留学生の苦悩
  フェレイラ(沢野忠庵)──苦悩する背教者の祈り
  キャラからシドッチ──最後の潜入宣教師たち
  日本の沼の中で──かくれ切支丹考

異邦人の苦悩
  日本人の宗教心理について
  日本人の信仰について
  黙示録と現代
  宗教家
  異邦人の苦悩

解説 (佐藤泰正)
初出一覧

キリスト教思想と宇宙論

 キリスト教思想は、さまざまな仕方で宇宙論に関わってきた。そもそも、キリスト教思想はその起源において、聖書的な世界観・宇宙観を前提として、古代地中海世界の宇宙論と相互に折衝しながら形成された。その後も、この状況は近代においてはもちろん、現代においても変わりはない。キリスト教思想にとって、宇宙論は重要テーマであり続けている。こうしたことを改めて問う著作が刊行された。思想史的な叙述であるが、C.S.ルイスを参照していることが特徴的である(「わたしの方法は、広い意味で「ルイス的」である。」 とすれば、マクグラスにも関連してくる。)

Olli-Pekka Nainio,
Cosmology in theological Perspectives. Understanding Our Place in the Universe,
Baker Academic, 2018.

Preface
Abbreviations

Introduction: Close Encounters

  1. Every Saga Has a Beginning: Philosophical Cosmologies in the Ancient World
  2. The Voyage Home: Cosmos in Early Christian Thought
  3. Resistance Is Futile: Galileo, Newton, and Darwin
  4. All These Worlds: On the Multiverse
  5. If It's Just Us, It Seems Like an Awful Waste of Space: On Human Uniqueness
  6. Infinite Space, Infinite Terror: Our Cosmic (In)Significance
  7. In Space No One Can Hear You Scream? God and Being
  8. There Is No Gene for the Human Spirit: Images of God
  9. Come with Me If You Want to Live: Incarnations
10. To Boldly Go: Beings in Search of Greater Understanding

Bibliobraphy
Name Index
Subject Index

キリシタン研究1

 わたくしは、キリシタン研究を専門にしておらず、それは近い将来においても変わりないものと思われる(やや遠い将来、たとえば、10年後は、わからないが)。しかし、キリシタン研究には以前から関心があり、またキリシタン研究に隣接する領域を研究対象としていることもあり、本ブログでもキリシタン研究との関わりで文献紹介などを少しずつ行いたい。
 先週の土曜日の國學院大學でのシンポジウムで、遠藤周作も話題になったので、まずは、そのあたりから、と言っても、『沈黙』ではなく、紹介するのは、次の短編集。

遠藤周作
『最後の殉教者』
講談社文庫、1984年。

 この短編集には、本のタイトルにもなった、「最後の殉教者」(1959年)以外にも、次のような短編小説が収録されている。

・最後の殉教者
・コウリッジ館
・ジュルダン病院
・異郷の友
・男と猿と
・従軍司祭
・肉親再会
・夏の光
・船を見に行こう
・役たたず

解説(上総英郎)
年譜

 全体として、遠藤のヨーロッパ体験との関わりが感じられる短編であり、人間の負の側面、そしてキリスト教的西洋への批判的まなざしが感じられる短編集である。冒頭に置かれた、「最後の殉教者」がキリシタンに関わる唯一の作品であるが、これは、「最後の」とあるように、江戸末期の浦上四番崩れを題材としたものであり、後の『沈黙』に連なるものである。


『学術の動向』から

『学術の動向──科学と社会をつなぐ』 2018. 10(日本学術会議)が届きました。
 後期の授業もすでに数週間がおわり、軌道に乗りつつありますが、学振への応募やそのほかの書類作成で、おもいのほか、忙しくなっています。気候はすっかり秋、急に日が短く朝晩の冷え込みも感じられる京都です。確かに、何かに集中するには、最適の季節というべきでしょう。
 今回は、通常のように、2つの特集によって構成されています。

【特集1】 人文・社会学系研究の未来像を描く─研究の発展につながる評価とは─
 文系(人文・社会系)が財務省・財界・官邸(?)あたりから問題提起され、議論はいまだ継続中ですが、今回の特集は、文系研究者としておおいに関心ある特集です。寄稿の論者も、やや身近な人々を含みますが(「趣旨の説明」になるように、この特集は京都大学でのフォーラムが元になっているようです)、決め手となる議論が存在するでしょうか。文系軽視の実態は、日本の大学発足まで遡る根深い問題です。

・「特集の趣旨」
 (出口康夫)
・「人文・社会科学研究の行方」
 (山極壽一)
・「人文・社会科学研究評価の課題と展望──日本学術会議の成果をふまえて」
 (三成美保)
・「大学評価の現場における人文・社会科学の研究評価の現状」
 (林隆之)
・「誰のための、何のための研究評価か」
 (苅谷剛彦)
・「私立大学にとっての研究評価」
 (田中愛治)
・「人文・社会科学の発展のために──研究評価は可能か?」
 (藤原辰史)
・「研究の量的評価は人文学に対して可能なのか──人間文化研究機構の試み」
 (後藤真)
・「評価について考える──どんな評価が未来志向となるか」
 (狩野光伸・青尾謙)
・「人文・社会科学系の研究力可視化に向けた取り組み──研究推進・研究支援の観点から」
 (稲石奈津子・神谷俊郎)

 宗教研究・キリスト教研究の実情はどうなっているか。

【特集2】 若手科学者が取り組む国際的活動──国際舞台での日本の存在感拡大を目指して
 
 この「日本の存在感拡大」はどの程度の優先度があるのか。

・「若手アカデミーの国際的活動を通して思う「日本国際的プレゼンス拡大」」
 (岸村顕広)
・「Challenges and Visions for Young Scientists」
 (Yong Ho Park)
・「若手科学者にとっての研究の発展に向けた国際交流活動とは」
 (岩崎渉)
・「世界的な学術組織で日本のプレゼンスを発揮する意義」
 (新福洋子)
・「国際ファシリテーター育成ワークショップへの参加と古くて新しいリーダーシップのもと可能性」
 (安田仁奈)

 そのほかに、次の記事が掲載。
・「学協会の今──社会と向き合う6」
 「日本歴史学協会の活動」(木村茂光)
・「提言要旨」3本
プロフィール

LogosOffice

Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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