京都大学基督教学会・学術大会

11月から12月にかけては、学園祭を含め、学会や大学関係の諸行事が数多く企画される季節です。わたくしに関係するものだけでも、かなり大変な状況になりますが、その中で、はずせないのが、京都大学基督教学会の12月の学術大会です。この日は、ほかに日本学術会議関係のシンポジウムや京都大学文学研究科のシンポジウムなどが重なっており、本来は、これら3つのすべてに出席すべきですが、もちろん、現実には、一つを選ばざるをということになります。

 京都大学基督教学会は、以下の通りの企画です。特に、第2部は、有賀鐵太郎没後40年の企画です。

日時:2017年 12月9日(土)13時30分より
会場:京都大学 総合研究2号館地階 第8講義室
 (例年の会場とは異なる建物になりますので、ご注意ください。文学部校舎の北の建物の南側です。)

第1部・研究発表
森川甫(京都大学大学院博士後期課程)
 「ジャン・カルヴァン『共観福音書註解』―イレナイオスと聖定論―」 

第2部・有賀鐵太郎没後40年記念大会
・水垣渉(京都大学・名誉教授)
 「ハヤトロギアと《論理の中断》」
・対談:有賀誠一(有賀鐵太郎ご長男) × 勝村弘也(神戸松蔭女子学院大学・名誉教授)
・全体討論:「ハヤトロギアの継承と課題」

なお、会費は500円です。
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「アジア・キリスト教・多元性」研究会、名古屋にて

 11月の「アジア・キリスト教・多元性」研究会が、名古屋で開催されます。京都以外での開催は、はじめての試みになります。
 ブログ上でのお知らせが、直前になってしましましたが、お時間のある方、またご関心の方は、御出席下さい。12月は、通常通り、NCC宗教研究所をお借りすることになると思いますが、日程を含め、決まりましたら、お知らせいたします。

「アジア・キリスト教・多元性」研究会

日時:2017年11月11日(土曜日)14時~17時

発表1.「解放前後におけるカール・バルトの受容と変遷―日韓のキリスト教出版界を中心に―」
     洪 承杓 氏 (韓国基督教歴史研究所研究員)
    *通訳:洪 伊杓 氏 (明治学院大学キリスト教研究所協力研究員)
発表2.「日本キリスト教婦人矯風会と朝鮮節制会の合併に関する一考察」
     神山美奈子氏(名古屋学院大学商学部講師)

会 場 : 名古屋学院大学・名古屋キャンパス  白鳥学舎 曙館 6F 607号室

訃報

 本ブログでは、比較的最近、幾人かの方の訃報を掲載してきました。
 今回も、残念なニュースをお伝えすることになります。

 東京基督教大学の学長で、新約聖書学者である、小林高徳さんが、10月24日に、召天されました。アメリカ出張時に、タクシーで移動中、心筋梗塞で倒れられたとのことです。

 小林さんとは、先月9月22日に東京基督教大学で研究発表した際に、研究発表をお聴きいただき、その後、ほかの方々を交えて食事をご一緒いたしました。お元気で、精力的にお働きのご様子でしたが、一ヶ月後の訃報に、驚いています。 
 年齢も、わたくしと同じ61歳で、同年齢の者として、複雑な気持ちです。これまで東京基督教大学にとってはもちろん、アジアの神学教育についても大きな働きをし、今後の活躍が期待されていた中の召天、ほんとうに残念に思うと共に、心より、ご冥福をお祈りいたします。

 

キリシタン研究より

 東アジアのキリスト教という問題にとって、キリシタン研究は一つの研究領域として存在し、キリスト教研究と隣接の諸研究領域との接点となっている。そのようなわけで、わたくし自身は、キリシタンについて何かを研究しているわけではないが、比較的近くには、キリシタン研究の専門家がおり、研究上の刺激を受け、キリシタンにも関心をもち続けている。
 先日、次の論集の寄贈いただいたので、キリシタン研究の動向を一端を、本ブログでも紹介したい。

五野井隆史編
『キリシタン大名──布教・政策・信仰の実相』
宮帯出版社、2017年。

巻頭口絵 (編集部)

序章 総論 
  キリシタン大名とキリシタン武将 (五野井隆史)

第一章 イエズス会の宣教活動
  ザビエルとその後継者たち (岸野久)
  イエズス会の通信について (五野井隆史)
  布教と貿易 (岡 美穂子)

第二章 キリシタン政策の推移
  信長とキリスト教 (松本和也)
  秀吉とキリスト教──宣教統制令から禁教令へ (清水有子)
  家康・秀忠とキリスト教 (大橋幸泰)

第三章 キリシタン大名
  大村純忠 (久保松和則)
  大友宗麟・義統 (大津祐司)
  有馬晴信 (清水紘一)
  高山飛騨守・右近 (中西裕樹)
  小西行長──領内布教の様相を中心に (島津亮二)
  蒲生氏郷 (狹間芳樹)
  黒田孝高 (中野等)
  毛利秀包 (鹿毛敏夫)
  筒井定次 (清水紘一)
  織田信秀・秀信 (清水有子)
  京極高次・高知 (清水有子)
  津軽信枚 (長谷川成一)
  蜂須賀家政 (須藤茂樹)
  宗 義智──キリシタンとなった対馬領主 (島津亮二)
  寺沢広高 (安高啓明)

第四章 キリシタン領主(国人領主)

第五章 キリシタン武将

付録 (五野井隆史)
  キリシタン大名・領主の受洗当時の所領地および異動地
  キリシタン大名・領主・武将関連年表/参考文献

 帯に、「キリシタン大名研究の決定版」とあるが、キリシタン大名について、その全貌をまとまって把握できる貴重な論集である(キリシタン大名だけでもこれだけの人物が存在するわけである)。
 なお、上の目次紹介では、第四章、第五章は、記載人名が多いため、省略した。

宗教倫理学会・学術大会、本日!

 宗教倫理学会の第18回学術大会が、本日開催されます。
 午前中は個人の研究発表、午後は公開講演会となっています。

会場:龍谷大学 大宮学舎 清和館3階ホール
公開講演会: 14:30~15:30
 釈 徹宗(相愛大学 教授) 「宗教・社会・倫理の動的関係」

<講演要旨>
「今回の学術大会における共通課題は「宗教倫理とは何か」である。
「宗教倫理」の問題にアプローチする場合、大別すれば三つほど考察の道筋があると思う。ひとつは宗教が社会に対して求める倫理についての考察である。宗教は特有の規範や価値を社会に提示してきた。同時に、社会における倫理の根拠となってきた。もちろん、宗教が求める倫理的態度と、世俗社会の倫理とがぴたりと一致するわけではない。なにしろ宗教は時に性や食や睡眠といった生理的な領域にまで価値を持ち込む。このあたりのズレは宗教倫理を考えるうえでの論点となる。
二つ目は宗教間における倫理である。各宗教はそれぞれに善悪の理念や行為の規範を練り上げてきた。それを体系や教義に位置づけてきた。このような宗教体系内倫理は、各宗教が共有できるものもあれば、相入れ難いものもある。特有の倫理は自宗教範囲内に限定されるべきなのか、他宗教とも折り合っていくべきなのか、互いに尊重していくためにどうすればよいのか。これらも宗教倫理の大きなテーマである。 
そして三つ目は、社会が宗教に対して求める倫理についての視座である。これは社会が構築してきた理念(たとえばヒューマニズムやフェミニズム)などから、宗教に対しての要請されるものだ。宗教は社会とは別の価値体系を内包している。社会の枠からはみ出る部分がある。そのため社会は、どれほど奇異であっても、愚鈍に見えても、その部分を尊重せねばならない。しかし、反社会的行為に関しては、社会は宗教に対して敢然と立ち向かう。宗教にも社会内共存を求める。宗教は社会からの要請にどう応答していくのか。
今回はこれらの三つの道筋をふまえながら、宗教・社会・倫理の動的なせめぎ合いについて考察したいと思う。また、「倫理的な態度の基盤となるものは何か」についても言及したい。」

 個人発表の題目などについては、学会HPをご覧ください。 龍谷大学・大宮キャンパスへのアクセスやキャンパス地図は、龍谷大学HPにあります。

 なお、わたくしは、午前中は仕事が入ったため、学術大会は午後から出席予定です。
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Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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