日野原先生 訃報

朝日デジタルに、日野原先生の訃報が掲載されました。
謹んで哀悼の意を表します。

「日野原重明さん死去 105歳 聖路加国際病院名誉院長」

<冒頭部分の転載>
「生涯現役」として著作や講演など幅広く活動してきた聖路加国際病院名誉院長の日野原重明(ひのはら・しげあき)さんが、18日午前6時半、呼吸不全で死去した。105歳だった。通夜・お別れの会は関係者で行う。葬儀は29日午後1時から東京都港区南青山2の33の20の東京都青山葬儀所で。
・・・」


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京都大学基督教学会・第18回学術大会

 今週末に迫った、京都大学基督教学会・第18回学術大会のご案内をいたします。
 これまで、本ブログでは、学術大会当日か、翌日くらいに、報告を行って来ましたが、今回は、学術大会前に、「お知らせ」として記事を掲載します(もう少し前、例えば、7月初旬にでも案内をしておくほうがよかったようにも思いますが)。まず、概略は以下の通りです。

京都大学基督教学会・第18回学術大会
 日時:7月15日(土)14:00から
 場所:京都大学文学部・第7講義室(京都大学吉田キャンパス・本部構内・文学部校舎)
 講演:ブラジミロブ・イボウ 「真理の柱と基礎 ―P.フロレンスキイの時代と宗教思想をめぐって―」
     竹原創一 「ルターとエラスムスの自由意志論争」

 この学会は、10年ほど前に現在の形態になりましたが、その後、年に2回の学術大会と学会誌『基督教学研究』の刊行を行っています。
 今年は、宗教改革500周年ということもあり、キリスト教学研究室出身のルター研究者に講演を依頼しました。数年前にちっきょう大学を退職された、竹原創一先生です。竹原先生は、わたくしが学生時代に研究室の助手をされており、お世話になりました(講読の授業に出席しました)。久しぶりにお会いできます。
 キリスト教学研究室とルター研究との関わりは、初代の波多野精一に遡り、日本の最初の本格的なルター研究者と言える佐藤繁彦は、その学位論文を京都大学文学研究科に提出しました。その頃からの関係ですが、ルター研究者を輩出するようになったのは、戦後と言ってよいでしょう。武藤一雄、今井晋、金子晴勇といった日本の研究をリードする研究者たちに続いて、宮庄哲夫、竹原創一、早乙女禮子といった先輩方がルター研究者として活躍しました。
 問題は、近年、このルター研究の伝統がなかなか次の世代に受け継がれないということです(これは、キリスト教学研究室だけの事態ではありません)。ルターの宗教改革500周年を祝いつつも、研究面での継承について見通しが立たない、これが日本の宗教改革研究の現状と言うべきでしょう(もちろん、希望がないわけではありませんが)。

 今回のもう一つの研究発表は、大学院博士後期課程の学生によるものですが、こちらは、まさに日本のキリスト教史思想研究では本格的なものとしては初めてと言うべきテーマです。東方正教会への関心は、それなりに続いていますが、現代のキリスト教思想となると、ほとんど未知の研究領域です。フロレンスキイの本格的な研究が始まることは、将来、重要な意味をもつことになるかもしれません。

 関心のある方は、参加費が500円ですが、ご来場下さい。(研究発表後に、学会総会、懇親会が予定されています。)

雑誌紹介11

 最近届いた雑誌紹介を紹介します(このブログでは、わたくしに個人的に届いた雑誌のみを紹介します。研究室に届いたものは別です)。

南山宗教文化研究所
『南山宗教文化研究所 研究所報』 2017.27

はじめに (金承哲)

マリア観音をさがして・・・あるいは「ほんもの」の曖昧さと「にせもの」の魅力について (日沖直子)

国際シンポジウム報告:世界から見た和辻哲郎 (犬塚悠)

南山宗教文化研究所所蔵静坐社資料:解説と目録 (栗田英彦)

Asian Ethnology の移行について (B・ドーマン)

昨年の行事
旧師旧友
研究所スタッフの研究業績

Japanese Journal of Religious Studies, Volume 46 (1026) の目次
Asian Ethnology, Volume 75 (2016) の目次

研究所のスタッフ  

 この研究所報からわかるように、南山宗教文化研究所は多岐にわたる内容について活発に活動を行っている。日本・世界の宗教者でこの研究所のお世話になった方は少なくないと思われる。
 わたくしも、いつからかこの研究所と繋がりが生じ、毎年の研究所報を楽しみにしている。

雑誌紹介10

所属学会の雑誌が届きましたので、昨日に続き、紹介します。

京都哲学会
『哲学研究』第601号、2017年、6月。

「ジャイナ教における相対主義と寛容の問題について」 赤松明彦

「ガリレオの天体観測と新しい宇宙論」 伊藤和行

「ソクラテスは諸事例にもとづいて定義を獲得すべきだと考えるか?」 早瀬篤

 600号までは、創文社からの刊行でしたが、601号から、京都大学学術出版会に発行所が変更となりました。創文社が廃業する関係です。
 今回も、最近そうであるように、3本の論文の掲載ですが、やや頁数は増えた感じです。これまでがあまりにも薄かったので、このくらいがよいでしょうか。
 わたくしも、順番に従って数年前に学会の委員をつとめましたが、さまざまな問題を抱えつつも、継続してきています。この学会と学会誌が何をめざすべきか、今後の問題です。

雑誌紹介9

 所属学会の雑誌が届きましたので、紹介します。

関西哲学会
『関西哲学会年報 アルケー』No.25、2017。

共同討議/現実性をめぐって
・趣旨説明 (中畑正志)
・現実性をめぐって──トマスの方から (上枝美典)
・現実性をめぐって──スピノザの方から (上野修)

ワークショップ報告
・「種」とは何か──生物学の哲学の現場から論じる (松田毅)

・ショーペンハウアーにおける哲学の問いの変遷──内在的哲学におけるもの自体の布置 (太田匡洋)
・道徳性の原理としての衝動──特にフィヒテの『道徳論の体系』「第二部」に即して (櫻井真文)
・偶然性のなかの論理──メルロ=ポンティと言語変化の問題 (佐野泰之)
A Common Faith はなぜそう呼ばれるのか──デューイ宗教論の共同性に関する研究 (谷川嘉浩)

関西哲学会研究奨励賞第四回受賞者の報告

 関西哲学会の学術大会にはすっかりご無沙汰しています。学会の中心において活躍の方々の顔ぶれも大きく変化し、時間の経過を感じます。学会誌からも、学会活動の工夫が感じられます。
 しかし、今回の学会誌はいつもよりも薄いという印象ですが、どうなのでしょうか(厚ければといよいうわけではありませんが)。
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Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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