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ティリッヒ研究文献(35)

 では、DeGruyter社刊行のティリッヒ研究論文集の紹介を始めます。

Gert Hummel (ed.),
God and Being. The Problem of Ontology in the Philosophical Theology of Paul Tillich. Contributions made to the II. International Paul Tillich Symposium held in Ftrankfurt 1988 / Gott und Sein. Das Problem der Ontologie in der philosophischen Theologie Paul Tillichs. Beiträge des II. Internationalen Paul-Tillich-Symposions in Frankfurt 1988,
Walter de Gruyter, 1989.

Vorwort

Möglichkeit der ontologischen Rede von Gott
Tillichs Kritik des Supranaturalismus (Gunther Wenz)
Fables of Idenitity (Victor L. Nuovo)
Heterology and Ontology in the Thought of Paul Tillich (Charles E. Winquist)
Passion und Paradox -- Der Expressionismus als Verstehenshintergrund der thologischen Anfänge Paul Tillichs. Ein Versuch (Peter Steinacker)
Ontologie: Zur Begriffsbestimmung bei Tillich in den zwanziger Jahren (Robert P. Scharlemenn)
Der Begriff der "Geist" als Schüssel zur Metaphysik im Frühwerk Paul Tillichs (Hannelore Jahr)

Gestaltweisen der ontologischen Rede von Gott
Being and History in Paul Tilich's Theology (Jack S. Boozer)
Die Wiedervereinigungdes Getrennten und das Problem der Zeit (Günther Keil)
Tillich's Theology of Culture in the Encounter between East and West: Ontology and Utopia (Gabriel Vahanian)
Symbol und göttliches Sein (Joachim Ringleben)
Open Questions Concerning a Personal God in Paul Tillich's Systematic Theology (Hans Schwarz)
Unser Reden von Gott zwischen Theismus und Atheismus (Zdeňek Kučera)

Folgen der ontologischen Rede von Gott
Analytical Philosophy and Tillich's Viewa on Freedom (William L. Rowe)
Wahrheit und Kairos beim frühen Tillich (Jean-Claude Petit)
Einige Bemerkungen über die Bedeutung des Nichts in Tillichs Religionsverständnis und für die religiöse Erfahrung der Moderne (Jean-Claude Petit)
Paul Tillich, Ontology and Cultural Boundaries (Terence Thomas)
The limits and Possibilities of Tillich's Ontology for Cross-Cultural and Feminist Theology (Mary Ann Stenger)

・この論文集は、その後の、de Gruyter社からLit社へと継続されるティリッヒ研究論文集の原型になります。ドイツ語と英語が中心で、その後、フランス語が加わります。
・この時点での、そしてその後のティリッヒ研究者たちが参加しており、ティリッヒ研究を自分のテーマにする場合、フォローすべき論文が少なくないと思います。
・「存在と神」は、ティリッヒ研究の中心テーマであり、多くの研究テーマがこれと関連づけられることになります。その点で、最初の研究論文集のシリーズの統一テーマは、これしかないということでしょうか。しかし、この論文集における諸論考で、「ティリッヒの存在論」についての説得的な議論が完結したとは思えません。いまだこのテーマには決定的な研究は存在しないと言わねばならないでしょう。というのも、ティリッヒにおける存在論というテーマは、ティリッヒ自身が自覚的に立つ問題連関を可能な限り視野に入れた研究が要求されるからであり、単純にティリッヒの文章をつぎはぎして並べただけでは、どうしようもないからです。ティリッヒの存在論については何が問題なのかについて、いずれポイントを整理したいと考えています(「いずれ」ですが)。
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Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、内容的にこの科研のテーマ(「自然神学・環境・経済」)に限定されない諸問題を扱うことが多くなったため、本ブログのタイトルと趣旨を変更したいと考えました。新しいタイトルは「自然神学・宗教哲学・自然哲学」となります。もちろん、これまで同様にさまざまな問題を取り上げます。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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