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二つの対照的な学会

 原発をめぐっては、政治やマスコミはもちろん、学術の世界もかなり混乱している。対照的な二つを並べて何が見えるだろうか。

日本原子力学会:http://www.aesj.or.jp/
 これはあまり説明が必要ないであろうか。行動指針は次の通り(詳しくは学会HPをご覧ください)。

「日本原子力学会は、、原子力の平和利用に関する学術および技術の進歩を図り、会員相互および国内外の関連学術団体等との連絡協力等を行い、原子力の開発発展に寄与することを目的とした組織である。設立50周年を迎えるにあたり、今後も不断の自己改革により、常に魅力的な学会であり続けるために、行動指針として、以下のことを定める。」

エントロピー学会:http://entropy.ac/
 こちらは、名称からは何の学会かわからないかもしれない。「エントロピー学会設立趣意書より」によれば、次の通り。

「物理学におけるエントロピーを用いて、生命および生命を含む系を論ずることの重要性が受け入れられてきている。これに関連して、すでに多くの論文が公にされ、シンポジウムも重ねられ、日本でのこの方面の研究水準は急速に高まりつつある。
 しかしながら、一方、エントロピーということばは、エネルギーということばと同様に近年とみに混乱をきたし、科学技術や社会の諸現象を安易に説明する道具としても用いられるようになってきている。
 それゆえ、自然科学および社会科学におけるエントロピー概念をめぐって、分野を越えた議論を重ね、理解を深める必要が生じてきたと思われ、そのための討論の場として「エントロピー学会」を創設する。
 この学会における自由な議論を通じて、力学的または機械論的思考のみに片寄りがちな既成の学問に対し、生命系を重視する熱学的思考の新風を吹き込むことに貢献できれば幸いである。」

 というわけで、原発に対するスタンスは、きわめて対照的なことになる。
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Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、内容的にこの科研のテーマ(「自然神学・環境・経済」)に限定されない諸問題を扱うことが多くなったため、本ブログのタイトルと趣旨を変更したいと考えました。新しいタイトルは「自然神学・宗教哲学・自然哲学」となります。もちろん、これまで同様にさまざまな問題を取り上げます。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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