ヴァッティモをめぐって

 先日、「現代思想と神」といった内容で論文を書き上げ、その際に、ヴァッティモとジジェクを取り上げた。本格的な議論は別の論文で行うことを構想しているが、問題点の一つと浮かび上がったのは、ポストモダンという時代(したがってモダンという時代)をどのように理解するのかということである。特に、その政治的経済的な動向を踏まえたとき、いわゆるグローバル化した資本主義という状況において、スピリチュアリティをめぐる宗教動向(ニューエイジの精神性)をどのように評価するのかということが、ヴァッティモとジジェクを分ける指標になるというのが、わたくしの見通しである(これまで両者を読んでの中間的まとめと言うべきか)。この論点を再検討する上で、本格的に読み直すべき著作は少なくないが、その一つが、次のヴァッティモの文献(英訳。本格的研究ではイタリア語原文を用いるとしても、読むスピードという点から、まずは英語でざっと読むということになる)である。

Gianni Vattimo,
Nihilism & Emancipation. Ethics, Plitics, & Law (Translated by William McCuaig),
Columbia University Press, 2003.

Foreword by Richard Rorty
Editor's Preface
Introduction

Part I. Ethics
1. Postmodernity, Technology, Ontology
2. Philosophy and the Decline of the West
3. Ethics of Provenance
4. Liberty and Peace in the Postmodern Condition
5. Ethics Without Transcendence?
6. Pain and Metaphysics

Part II. Politics
7. Philosophy, Metaphysics, Democracy
8. Hermeneutics and Democracy
9. A Project for the Left
10.Socialism, in Other Words Europe
11.Globalization and the Relevance of Socialism

Part III.Law
12.Doing the Law Justice
13.An Apology for Proceduralism
14.On the Externality of Crimes and Punishments


スポンサーサイト
プロフィール

LogosOffice

Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
Translation(自動翻訳)
FC2カウンター
カレンダー
09 | 2011/10 | 11
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR