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ティリッヒ研究文献(46)

 前回から、Tillich-Studienのティリッヒ研究論文集に入っていますが、このシリーズには、ティリッヒ国際シンポジウムの報告論集以外の論文集も収録されています。ここで紹介するのは、その中でも、重要な研究論文が収録されているものであり、ティリッヒ研究を神学と哲学との関わりで行おうとする場合には、必読の一冊です。なお、これからは、Tillich-Studien について、順不同で紹介を行います。

Christian Danz (Hg.)
Theologie als Religionsphilosophie (Tillich-Studien 9)
Lit Verlag, 2004.

Einleitung

I. Der problemgeschichtluche Hintergrund der Religionstheorie Paul Tillichs
Subjektivität und System. Zum Briefwechsel Emanuel Hirsch (1888-1972) und Paul Tillich (1886-1965) (Hans-Walter Schütte)
Selbstbewusstsein zwischen Dynamik und Selbst-Transzendenz des Lebens und unbedingter Realitäterfassung. Paul Tillichs kritische Rezeption der Religions- und Lebensphilosophie Georg Simmels (Erdmann Sturm)
Orientierungssuche im logischen Raum der Wissenschaften. Paul Tillichs System der Wissenschaften und die Wissenschaftssystematik um 1900 (Paul Ziche)

II. Theologie als nimative Religionswissenschaft -- das frühe Programm
Theologie als nomative Religionsphilosophie. Voraussetzungen und Implikationen des Theologiebegriffs Paul Tillichs (Christian Danz)
Gesissheit und Zweifel. Über die religiöse Bedeutung skeptischer Reflexion bei Paul Tillich (Jörg Dierken)
'Sinndeutung der Geschichte'. Zur Entwicklung und Bedeutung von Paul Tillichs Geschichtsphilosophie (Folkart Wittekind)

III. Die Systematische Theologie -- die systematische Durchführung des frühen Programms
'Aporiefixierung'. Zum Methodenproblem von Paul Tillichs Systematische Theologie (Michael Murrmann-Kahl)
Das Reich Gottes als Sinn der Geschichte. Grundzüge einer pneumatologischen Geschichtstheologie bei Paul Tillich (Harmut Rosenau)
Tillich und die anglo-amerikanische Philosohpie. Seine Auseinandersetzung mit dem Erfahrungsbegriff (Dirk-Martin Grube)
Religiöse Identität im pluralistischen Religionsdiskurs der 'Postmoderne'. Anmerkungen zur Religionstheologie Paul Tillichs (Jörg Eickhoff)

・この論文集が、三部構成になっているのは、当然の構成といえる。ティリッヒの神学・宗教哲学(特に学問論・体系論の枠組みにおいて)を論じる場合、まずその思想史的背景が問題になり、その上で、代表的な時期として1920年代と1950年代の二つの時期についてそれぞれ個別的な議論が必要になる。

・しかし、この二つの時期をそれぞれ扱うのは当然として、その先はどうなるのか。まず、発展史を通底する基礎的な問いを問うことができるのか、次に、ティリッヒの思想の潜在的可能性(未来)をどう具体化するのか、という問題である。後者については、最後の論文が、ポストモダンとして論じているが、それは一つの可能性に過ぎない。

・「歴史」「意味」というキイワードは当然か。
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Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、内容的にこの科研のテーマ(「自然神学・環境・経済」)に限定されない諸問題を扱うことが多くなったため、本ブログのタイトルと趣旨を変更したいと考えました。新しいタイトルは「自然神学・宗教哲学・自然哲学」となります。もちろん、これまで同様にさまざまな問題を取り上げます。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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