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フランス大統領選挙

 フランス大統領に、社会党のフランソワ・オランド氏が当選確実とのニュースが流れてきます。サルコジ氏は敗戦を認めたとのことです。今年は、世界中で政権選択・政権変化の年にあたっており(日本も?)、その中での大きな変化の一つです。ロシアは変わりませんでしたが。

 本ブログでは、欧米の比較的最近(この50年あまり)の共産主義をめぐる理論的実践的展開に注目してきました。キリスト教と政治というテーマにとって大きな意味をもつからです。その際に、日本のここしばらくの共産主義・社会主義をめぐる閉塞感(そして政治の迷走ぶりとマスコミの機能不全)とも比較しましたが、今回のオランド氏の勝利は(しがらく前から予想されてはいましたが)、確かに画期的な意義をもちうるものと思われます。

 これは、オランド氏の言葉ですが(村野瀬玲奈氏のブログからの引用)、どのように響くでしょうか。

「ここでシェークスピアから引用させていただきます。彼は、この普遍的な法を私たちに思い起こさせました。「彼らは失敗した。なぜなら、彼らは夢を思い起こすことから始めなかったからだ。」と。それなら、私たちは成功するはずです。なぜなら、私たちは夢を思い起こすことから始めるからです。フランスの夢、それは、民主主義への信頼、市場よりも強い民主主義、カネよりも強い民主主義、信仰よりも強い民主主義、宗教よりも強い民主主義なのです。フランスの夢とは、学校、政教分離、人間の尊厳、全体の利益の周りに築かれた共和国の約束を完成させることなのです。(2012年1月22日)」

 「夢を思い起こす」とは、本ブログ(政治と宗教という点でいえば、イデオロギーとユートピアのしかるべき弁証法的関係の探求とでも言っておきましょうか)のテーマにも共鳴するものです。今回の出来事は、見る者の立ち位置によっては、希望とも、失望とも移るものでしょうが、後の世代の人類は、どのような評価を下すことになるでしょうか。
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Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、内容的にこの科研のテーマ(「自然神学・環境・経済」)に限定されない諸問題を扱うことが多くなったため、本ブログのタイトルと趣旨を変更したいと考えました。新しいタイトルは「自然神学・宗教哲学・自然哲学」となります。もちろん、これまで同様にさまざまな問題を取り上げます。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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