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日本近代仏教史研究会

 昨日、日本近代仏教史研究会(http://www.mjbh.jp/)の第20回研究大会が、青山学院大学で開催され、午後のシンポジウムでパネラーの一人として話をする機会が与えられた。これまでに関わったことのない学会・研究会に呼ばれるというのは、年に一、二回程度あることではあるが、新鮮な気持ちになり、緊張感を含め、楽しみになっている。例年にない肌寒い天気ではあったが、雨や突風にならずに、研究大会にはちょうど良い天候であった(夕方はやや寒い感じであったが、今年の夏はどうなるのかなどど考えさせられた)。

 学会のHPによれば、この学会は200名程度の会員で、昨日は、100名程度(弱)の出席者であり、活発な雰囲気が感じられた。女性は少なめで(思想系の学会の特徴か)、外国人の研究者が目についた。この規模の学会が、集中した討論を行うにはちょうど良いのかもしれない。より大きいと全体での研究を共有するという感じではなくなり、小さいと、特定の人たちが常に忙しいということになる。
 
 今回は20回目研究大会ということで、「近代の仏教とキリスト教」というテーマのシンポジウムが企画され、わたくしも、このテーマの関連で呼ばれたわけである。わたくし以外の二人のパネラーは、それぞれ仏教研究の専門家であり、大谷さんは以前に別の機会にお世話になったことのある方である。そのほかに、何人かの知り合いの方も学会員であり、研究者の世界も狭いというべきかもしれない。三人のパネラーの話のタイトルは、以下の通りであり、一人25分の持ち時間であった。

 芦名定道:「キリスト教にとっての仏教の意味──近代日本・アジアの文脈から」
 大谷栄一:「「プロテスタント仏教」概念を再考する」
 ケネス田中:「アメリカ仏教への貢献者Paul Carus(1852-1919)
       ──キリスト教と異なる「科学の宗教」としての仏教」

 過去のシンポジウムの経験から言えば、シンポジウムとはなかなか難しい企画である。ふたを開けるとばらばらの話が並んでいるだけであったり(かみ合わないシンポジウムはシンポジウムではないだろう)、誰かが時間オーバーをして、フロアーからの質疑がなくなったり、などなど。しかし、今回は三人ともほぼ時間通りであり、内容も相互に連関し合い、話していて、気持ちの良いシンポジウムであった(聞き手の感想はどうだったであろうか)。パネラー相互のやりとりを行うだけの時間が足りなかったのが残念ではあったが、ほかのパネラーの話から、様々な刺激とヒント与えられたので、いずれ、いろいろな形で思索を深めたいと考えている。話は、学会誌に文章化したものが掲載されるということなので(そのための仕事が増えるわけではあるが)、関心のあるかたは、日本近代仏教史研究会の学会誌の次の号をご覧いただきたい。

 この仕事が終わり、次の5月末締めきりの原稿へ取りかかることになる。立ち止まって、余韻に浸っている場合ではないようである。
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Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、内容的にこの科研のテーマ(「自然神学・環境・経済」)に限定されない諸問題を扱うことが多くなったため、本ブログのタイトルと趣旨を変更したいと考えました。新しいタイトルは「自然神学・宗教哲学・自然哲学」となります。もちろん、これまで同様にさまざまな問題を取り上げます。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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