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2013年度の研究の展望(2)

 昨日から本日にかけて、キリスト教学専修ガイダンス、文学部新2回生ガイダンス、学部新入生ガイダンス、大学院新入生ガイダンスについて、あるものについては企画・担当し、あるものについては話を担当するなどする中で、改めて、授業履修の計画性、研究の計画性の重要性が感じられた。計画をしてもそれが思うように達成できないのは人間の現実ではあるが、人間が「計画する動物」という側面を有することは否定できない。ガイダンスで話をするとなると、この点に触れざるを得なくなる。

 そこで、わたくし自身の研究計画であるが、「宗教と科学」の項目については、次のようになる(詳細は、現在応募中の研究テーマが採択されるかどうかによって、かなり違ってくる。以下は暫定的な、現時点でわかっているものということになる)。
・特殊講義。
 2013年度から、特殊講義(火5)は、「キリスト教思想の新しい展開──自然・環境・経済・聖書(1)──」というタイトルで、4、5年の計画で(?)スタートする。初年度は、これまでのわたくしのこのテーマに関わる議論をまとめつつ、計画を練り直す・練り上げる作業を行うことになるが、その中で、「宗教と科学」については、かなりまとまった議論を行う予定である。

・論文
 『宗教研究』の特集号「科学・技術と宗教」に、「科学技術の神学の可能性─現代キリスト教思想の文脈より─」という論文を執筆する。そのほかにも、論文を執筆する可能性もあるが、基本的には未定。

・研究発表あるいは講演
 日本宗教学会に関連して、また北海学園大学人文学部20周年関連で、話をすることになっており、これからの中で、何らかの仕方で、「宗教と科学」に議論が及ぶことが考えられる。

 以上のような現時点での見通しではあるが、人間のなす計画が宗教的キリスト教的にどんな問題をもっているかに関心のある方は、次の文献を参照いただきたい。

 モルトマン『神学の展望』(新教出版社)所収の「希望と計画」。書き出しは次のようになっている。

「希望も計画もいずれも未来に関係するが、両者は互いに同じものではない。希望と計画とは異なった仕方で未来を現在化するが、しかし、二つはお互いに分離されるものではなく、常にいっしょに、相互に生きるものである。呼び起こされ、目覚めた希望なくしては、計画への刺激はなく、一定の希望の目標なしには、計画の可能性への決断はない。しかしながらまた、計画なしには、現実化した希望はないのである。」(307)

 希望と計画との相違と関係というこの問題は、神と人間との関係の一つのヴァリエーションである。
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Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、内容的にこの科研のテーマ(「自然神学・環境・経済」)に限定されない諸問題を扱うことが多くなったため、本ブログのタイトルと趣旨を変更したいと考えました。新しいタイトルは「自然神学・宗教哲学・自然哲学」となります。もちろん、これまで同様にさまざまな問題を取り上げます。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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