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キリスト新聞から

 キリスト新聞・第3267号(2013.4.27)が届きました。わたくしが本ブログとの関連で注目したのは、次の記事です。

第一面:
・「山浦玄嗣氏がイグナチオ教会で講演 「頼りなく、望みなく、心細い人は幸せだ」 津波で実感した聖書の言葉」
 ケセン語訳聖書でお馴染みの(本ブログでも過去に紹介)山浦氏の4月7日に行われた講演会の記事。講演題目は「闇を照らす光──そうだったのか! イエスの言葉!」です。独自の聖書翻訳論によって、「教会にしか通じない言葉は一切使わない」という方針で翻訳を行い、「頼りなく、望みなく、心細い人は幸せだ」は「心の貧しい人々は、幸いである」のケセン語訳である。
 聖書翻訳は、本ブログでもかなり集中的に取り組んできたテーマであり、次回にでも改めて論評したい。

・「憲法全面改正の端緒としての96条改正」
 これは、立教大学の西原副総長による「論壇」である。わたくしも、来月の論壇を担当することになっているが、西原さんの論に関連して、別の視点から問題提起したいと考えている。

第二面:
・「神経生物学者B・リベットが切り込んだ原罪 ユダヤ教徒としての信念貫く」
 少し以前にも第二面に文章を寄せたことのある、大正大学の星川啓慈さんのリベット論である。内容的には、人間の自由意志に関連した脳神経科学の議論として有名になった、B・リベットについての、星川さんの論評であり、関心のある方は一読いただきたい。星川さんのリベット論が簡潔に示されている。
 コメントすれば、次の二点。リベットの実験が直接関わる「自由意志」は近世哲学の伝統における「決定論と自由意志」という問題系に属しており、それは、古代キリスト教に遡る「原罪と自由意志」の問題系とは単純には重ならないこと、また、キリスト教における原罪論の位置は検討を要すること。
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Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、内容的にこの科研のテーマ(「自然神学・環境・経済」)に限定されない諸問題を扱うことが多くなったため、本ブログのタイトルと趣旨を変更したいと考えました。新しいタイトルは「自然神学・宗教哲学・自然哲学」となります。もちろん、これまで同様にさまざまな問題を取り上げます。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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