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コミュニケーション論と宗教間対話

 コミュニケーション論と宗教間対話、これは、本ブログでも、これまで取り上げてきたテーマであり(特に、自然神学をコミュニケーション合理性として論じることは、この問題に密接に関わることになる)、両者を結びつけることは、今後、このテーマを展開するのに重要なポイントであることは疑いもない。おおまかに言えば、コミュニケーション論という理論と、宗教間対話という実践との統合と言うことができるかもしれない。
 今回紹介する文献は、この点で、きわめて興味深い内容のものであり、今後、詳細な検討を行いたいと考えている。

Daniel S. Brown, Jr.,
A Communication Perspective on Interfaith Dialogue. Living within the Abrahamic Traditions,
Lexington Books, 2013.

Preface
Aknowledgments

Part 1 Foundations
1 Communication Theory Meets Interfaith Dialogue (Daniel S. Brown Jr.)
2 Managing the Anxiety and Uncertainty of Religious Otherness: Interfaith Dialogue as a Problem of Intercultural Communication (Mark Ward, Jr.)
3 Humanizing and Dehumanizing Responses Across Four Orientations to Religious Otherness (Charles Soukup and James Keaten)
4 Rhetorology and Interfaith Dialogue (Adrienne E. Hacker Daniels)

Part 2 Applications
5 A Narrative Approach to Interfaith Dialogue: Explanations & Recommendations (Kenneth Danielson)
6 St. Francis and the Sultan: Adaptive Structuration Theory (Barbara S. Spies, OFS)
7 Hope Analysis: Pathways, Agency, and Interfaith Dialogue (Daniel S. Brown Jr.)
8 The Power of Living Parables for Transformative Interfaith Encounters (Elizabeth W. McLaughlin)
9 Memory and Interfaith Dialogue in the Cotext of Globalization (Diana I. Bowen and Paul Fortunato)
10 Speech and Silence as Rhetorical Space: Lessons from an Inter-Racial Church (Rose M. Metts)

Part 3 Challenges
11 Not in My Sandbox: Organizational Culture, Identity, and Interfaith Collaboration (Maria Dixon and Greg G. Armfield)
12 Hindu Interfaith Discourse: Spiral of Silence as a Theological Inevitability (Ramesh N. Rao and Padma Kuppa)
13 The "God Problem" in Interfaith Dialogue: Situating Divine Speech in the Seven Traditions of Communication Theory (Mark Ward, Jr.)

Index
About the Contributors

 なお、この文献で、宗教間対話とは言わずに、信仰間対話という表現をとっていることは、重要な示唆と言えるかもしれない。宗教概念に対して、伝統・信仰という理論構成を提案する試みは、これまでも、カントウェル・スミスやヒックにおいてなされたものであり、追及すべき論点であろう。
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プロフィール

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Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、内容的にこの科研のテーマ(「自然神学・環境・経済」)に限定されない諸問題を扱うことが多くなったため、本ブログのタイトルと趣旨を変更したいと考えました。新しいタイトルは「自然神学・宗教哲学・自然哲学」となります。もちろん、これまで同様にさまざまな問題を取り上げます。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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