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聖書学と言語、レトリック論5

 前々回は、並木先生の研究を紹介しました。また、聖書学と言語という問題が説教とも関連することも、すでに指摘した通りです。この両者を繋ぐものとして、今回は、次の文献を取りあげます。

並木浩一
『聖書の構想力と説教』
キリスト新聞社、2009年。

 これは、「説教塾ブックレット」の一冊で、説教塾編となっています。

まえおき

第I部 聖書における想像力の位置と働きの概観
 第1章 聖書の正典、聖典、テクストという三重の性格
  (1)「正典」カノンとしての聖書
  (2)「聖典」ホーリーバイブルとしての聖書
  (3)テクストとしての聖書
 第2章 聖書においては「出来事」が「言葉」に先行する

質疑応答

第II部 想像力の働きの具体相
 第1章 アモスの預言
 第2章 最初の人間たちの想像力

質疑応答

あとがき

付録
レジュメ
図表

 説教塾での講演と質疑応答からなるコンパクトな冊子であるが、聖書学と言語という問題を論じるには、きわめて示唆的な内容である。「出来事」と「言葉」との関係は、哲学的に掘り下げるべき問いである。「「出来事」が「言葉」に先行する」という見方は、言語還元主義(言語主義)への重要な反論となるが、これは人間の理解の根本に関わっている。
 そこで、想像力がどのような位置を占めるかも興味深い。
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プロフィール

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Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、内容的にこの科研のテーマ(「自然神学・環境・経済」)に限定されない諸問題を扱うことが多くなったため、本ブログのタイトルと趣旨を変更したいと考えました。新しいタイトルは「自然神学・宗教哲学・自然哲学」となります。もちろん、これまで同様にさまざまな問題を取り上げます。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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