民主主義のパラドクス?

 フランスの地方選挙の結果が流れてきた。
 朝日デジタルによれば、「フランス地方選、与党惨敗 パリ市長には初の女性」とのことである。

「第1回投票から躍進が続く極右のFNは、前回2008年に1%未満だった得票率が7%近くに急増。人口9千人以上の自治体でみると、仏南部ベジエで市長の座を得るなど15程度の自治体で勝利した模様だ。マリーヌ・ルペン党首は「(社会党、UMPに続く)第3勢力の座を固めた」と語った。」

 この極右政党の躍進は、フランスの問題だけではない。日本の現実でもある。共通するのは、伝統的な西欧の自由主義と結び付いた民主主義が、その問題点・弱点を顕わにしつつあることである。民主主義の否定する政治勢力が民主主義的手続きによって選ばれうるという問題、いわば民主主義のパラドクスが、ここにある。キリスト教と民主主義とは密接なあるいは微妙な関わりにあるが、ここに理論的な掘り下げが必要な論点が存在する。
 2014年度の特殊講義では、少なくとも前半で「キリスト教と政治思想」をテーマ化する予定であるが、さて、どのような議論が展開できるだろうか。
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