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日本基督教学会・学術大会はじまる

 昨日から本日までの2日間に日程で、日本基督教学会・学術大会が、関西学院大学を会場に開催されている。わたくしは、これから2日目の大会に出席のため、関西学院大学へ出発する。
 大会での個人発表、公開講演会、シンポジウムに関しては、次回以降のブログで紹介することにして、今回は、日本基督教学会の優れた特徴を改めて指摘したい。
 優れた特徴とは、北海道、東北、関東、近畿、九州の支部が存在し、それぞれ独自の活動(多くは支部会として支部の学術大会を開催している)を行っている点である。こうしたシステムに類似のものとしては、比較思想学会にも見出すことができるように思われるが、日本基督教学会においては支部がかなりの独自性・独立性を有している点が特徴的である。たとえば、学会組織における幹事は、基本的に支部単位での選出というシステムになっており、理事に関しても支部の意向が重要な意味をもっている。この点で、日本基督教学会は支部のネットワークという性格を有していると言える。
 もちろん、こうした支部の独自の活動を重ね、それらをいわば総合する形で全国学会が活動を行うというシステムが活性化し積極的な機能を果たすには、いくつかの条件が必要であり、その条件を保持することがしだいに困難になってきているという現実が存在し、ここに日本基督教学会が直面する問題状況があることは忘れることはできない。しかし、これまでの積み上げを形を変えつつも積極的に生かすことが必要なことは確かである。
こうした支部活動の中で、独自の活動を行っているのが北海道支部である。北海道支部では、会員数の問題などがあり、ほかの支部のように、支部会を開催することが困難になってきている中で、公開シンポジウムを開催し、その成果を冊子として刊行する活動を継続して行っている。

 今回の全国大会でも、昨年度末に刊行した次の冊子が学会員全員に配布され、活動の紹介が行われた。

日本基督教学会北海道支部
『ヨーロッパ神学史の新しい見方』
日本基督教学会北海道支部公開シンポジウム記録、第3号
2013年6月1日(土)14:00~17:00
2014年3月25日刊行。

1.ブルトマンは脱政治な神学者なのか?──1913年と1933年のルドルフ・ブルトマン(深井智朗)
2.ヴァイマールのなかのブルトマン、近代世界のなかの神学──深井智朗先生の御講演に対するコメント(佐藤貴史) 
3.《神学史》的研究方法の妥当性と限界?──深井氏のブルトマン解釈についての一断想(安酸敏眞)

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Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、内容的にこの科研のテーマ(「自然神学・環境・経済」)に限定されない諸問題を扱うことが多くなったため、本ブログのタイトルと趣旨を変更したいと考えました。新しいタイトルは「自然神学・宗教哲学・自然哲学」となります。もちろん、これまで同様にさまざまな問題を取り上げます。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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