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植村正久研究

 日本キリスト教思想史の研究では、大きな比重を占めているのは、明治時代を中心に活躍した、その初期の思想的な担い手たちである。その中でも、分厚い研究的蓄積があるのは内村鑑三であり、やや別格的な感がある。しかし、内村と比しても決して劣らない重要性を有する思想家の一人として挙げられるべきは、植村正久であり、近年、着実に研究の進展が見られる。
 今回紹介するのは、植村正久の思想的な中心を形成する神学・宗教論を扱った文献であり、今後の研究の発展が期待されるものである。

木下裕也
『植村正久の神学理解──『真理一斑』から「系統神学」へ』
一麦出版社、2013年。

I 『真理一斑』を読む
第一章 『真理一斑』の宗教論
  第一節 『真理一斑』について
  第二節 『真理一斑』の宗教論

第二章 『真理一斑』における有神論
  第一節 神認識の問題
  第二節 無神論的所説に対して

第三章 『真理一斑』における人間論
  第一節 神のもとにおける人間
  第二節 霊魂の不滅について

第四節 『真理一斑』におけるキリスト論
  第一節 キリストとは誰か
  第二節 キリストの神性について

II 植村正久の神学理解──「系統神学」を中心に
第五章 宗教とキリスト教
  第一節 「系統神学」について
  第二節 植村正久の宗教理解
  第三節 「系統神学」における宗教理解
  第四節 まとめとして

第六章 神の存在のみわざ
  第一節 神の定義
  第二節 神の属性
  第三節 三位一体論
  第四節 創造論
  第五節 摂理論
  第六節 まとめとして

第七章 人間、および罪の理解
  第一節 植村正久の人間理解
  第二節 「系統神学」に見る人間理解
  第三節 まとめとして

第八章 キリスト論
  第一節 キリスト論研究の必要性
  第二節 新約書簡におけるキリスト
  第三節 マルコによる福音書におけるキリスト
  第四節 ヨハネによる福音書におけるキリスト
  第五節 イエスの人格について
  第六節 受肉について
  第七節 キリストの職務論
  第八節 まとめとして

第九章 救いについて──贖罪論と聖霊論
  第一節 植村正久の贖罪論
  第二節 「系統神学」における贖罪論
  第三節 植村正久における聖霊論
  第四節 まとめとして

(補説一)
「キリストとその事業」を読む──植村正久のキリスト論証について

(補説二)
神学的伝統とその継承について──神戸神学校設立の経緯から考える



引用文献出典一覧
あとがき   
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プロフィール

LogosOffice

Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、内容的にこの科研のテーマ(「自然神学・環境・経済」)に限定されない諸問題を扱うことが多くなったため、本ブログのタイトルと趣旨を変更したいと考えました。新しいタイトルは「自然神学・宗教哲学・自然哲学」となります。もちろん、これまで同様にさまざまな問題を取り上げます。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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