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日本のカルヴァン研究1

 日本のカルヴァン研究は、これまで多くの研究者の努力によって進められてきたものであり、著作の翻訳(綱要や聖書註解など)や研究書もかなりの水準にあると言えよう。特に、日本カルヴィニスト協会(Japan Calvinist Association=JCA)は、今年で設立60年(1954年11月23日設立)を迎えた。こうした経緯の中で、現在にいたる日本のカルヴァン研究史の一端を示す論集が刊行されている。やや大部のものであり、本ブログでは、2回にわけて、紹介することにしたい。副題かもわかるように、本部ブログとも関連性のある内容である。

日本カルヴィニスト協会編
『カルヴァンとカルヴィニズム──キリスト教と現代社会』
一麦出版社、2014年。

発行によせて(日本カルヴィニスト協会会長 市川康則)

第一章 カルヴァンとカルヴィニズム
  森川甫「カルヴァンの人間性に対する新しい評価」(1973年)
  安田吉三郎「カルヴァンの旧約理解」(1976年)
  森川甫「カルヴァンの『共観福音書註解』─文と人─」(1984年)

第二章 カルヴィニズムの神学者たち
  渡辺公平「西洋思想史に対するドーイウェールトによるキリスト督教位置づけの意義」(1973年)
  矢内昭二「J.G.メイチェンの業績をめぐって」(1977年)
  橋本龍三「K.スキルダー著、山中良知訳『キリスト教と文化』をめぐって」(1978年)
  市川康則「カイパーと教会改革」(1987年)
  市川康則「キリスト教信仰と学問──アブラハム・カイパーの貢献と問題点」(1993年)
  宇田進「北米におけるヴァン・ティルの影響」(1988年)
  松田一男「ヴァン・ティルの福音弁証の特質」(1988年)

第三章 カルヴィニズムとは何か
  入船尊「カルヴィニズムと特質」(1976年)
  岩井素子「有神論キリスト教的教育原理の確立をめざして」(1976年)
  宮崎彌男「キリスト者の世界観と神の律法──ウォルタース著『キリスト者の世界観』の意義」(1989年)
  牧田吉和「カルヴィニズムの終末論的展開──A.ファン・ルーラーの場合」(1998年)
  牧田吉和「カルヴィニズムの一致と多様性──カイパー、スキルダー、ファン・ルーラー、そして日本」(2004年)
  春名純人「ネオ・カルヴィニズムの伝統──「原理」と「展開」」(2012年)

第四章以下の後半は次回へ。
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プロフィール

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Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、内容的にこの科研のテーマ(「自然神学・環境・経済」)に限定されない諸問題を扱うことが多くなったため、本ブログのタイトルと趣旨を変更したいと考えました。新しいタイトルは「自然神学・宗教哲学・自然哲学」となります。もちろん、これまで同様にさまざまな問題を取り上げます。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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