FC2ブログ

キリスト教思想の焦点としての言語4

 今回から、隠喩の問題を取り上げたいと思います。キリスト教思想・宗教思想にとって、言語は中心的な問題ですが、その際に、議論をリードしてきたのは、隠喩の問題だからです。
 隠喩は、レトリックの伝統に属する問題であり、議論はそうしたレトリック論を視野に入れることが必要です。まず、わたくしが、隠喩について考える際に、繰り返し参照し、また前任校では研究会などでお世話になった、次の研究者の文献を取り上げます。

瀬戸賢一
『レトリックの宇宙』海鳴社、1986年。
『レトリックの知』新曜社、1988年。
『レトリック思考』講談社現代新書、1995年。
『空間のレトリック』海鳴社、1995年。
『認識のレトリック』海鳴社、1997年。
『文化と発想とレトリック』(巻下吉夫との共著)研究社、1997年。
『認知文法のエッセンス』(ジョン・R・テイラーとの共著)大修館書店、2008年。

 レトリック理論の歴史、隠喩・換喩・提喩の相互関係とその分析、といった議論が豊かな実例を通して明晰に語られている。キリスト教のレトリックを考える上でも大いに参考になる。この中でも、『認識のレトリック』は、レトリック論としてよくまとまっており、『レトリックの知』『レトリック思考』は、レトリック論の大きな射程を捉えている。
スポンサーサイト



プロフィール

LogosOffice

Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、内容的にこの科研のテーマ(「自然神学・環境・経済」)に限定されない諸問題を扱うことが多くなったため、本ブログのタイトルと趣旨を変更したいと考えました。新しいタイトルは「自然神学・宗教哲学・自然哲学」となります。もちろん、これまで同様にさまざまな問題を取り上げます。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
Translation(自動翻訳)
FC2カウンター
カレンダー
04 | 2019/05 | 06
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR