FC2ブログ

中世哲学研究10

 前回は、川添信介『水とワイン──西欧13世紀における哲学の諸概念』を紹介したいが、同じ著者が行った翻訳で中世哲学に関わるものを取り上げることにしたい。

1.トマス・アクィナス(川添信介訳註)
 『トマス・アクィナスの心身問題』
 知泉書館、2009年。

まえがき
略号・記号一覧
解説

『対異教徒大全』の第2巻、第56章から第90章のラテン語原文と日本語訳(対訳)

あとがき
文献表
索引

2.A・ケニー(川添信介訳)
 『トマス・アクィナスの心の哲学』
 勁草書房、1997年。

 「2」は、タイトルにあるように、「トマス・アクィナスの心の哲学」をテーマとしているが、「訳者補注『神学大全』の構成と」本書の関係」「あとがき」で説明されているように、「『神学大全』の中の人間の<心>について論じた部分(第一部第七五問から八九問)についての注釈的解説の形式」を取っている。それに対して、「1」は「トマス・アクィナスの心の哲学」を『対異教徒大全』でその訳註として試みたとも言える。これらは、まさに「トマス・アクィナスの心の哲学」という大きな研究構想の基礎作業となるべきものと思われる。
スポンサーサイト



プロフィール

LogosOffice

Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、内容的にこの科研のテーマ(「自然神学・環境・経済」)に限定されない諸問題を扱うことが多くなったため、本ブログのタイトルと趣旨を変更したいと考えました。新しいタイトルは「自然神学・宗教哲学・自然哲学」となります。もちろん、これまで同様にさまざまな問題を取り上げます。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
Translation(自動翻訳)
FC2カウンター
カレンダー
04 | 2019/05 | 06
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR