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学会活動から

 6月は⒐月から10月にかけての時期と並んで、学会活動が活発になる季節であり、週末には学術大会や研究会などが毎週開催され、どの学会、研究会に参加するかで迷うこともしばしばである(最近は3月も学会活動が盛んであり、なかなか大変である)。
 わたくしは、役職の関係もあり、6月28日には、宗教倫理学会の第3回研究会に出席した。

日時:6月28日(金)午後6時から8時。
場所:キャンパスプラザ京都
研究発表:奥山史亮(北海道科学大学)
  「エラノス会議におけるアーケタイプと宗教の関連委みる倫理性」

 エリアーデの専門家によるよく準備された研究発表であり、多くのことを学び考える機会となった。充実した研究会であった。
 宗教史研究者として自ら名のるエリアーデ(イタリア宗教史学の系譜)が、エラノス会議に関わる中で、ユングの精神分析学のアーケタイプ論を介して、宗教現象学に接近してゆき、宗教現象学の代表者と評されるプロセスが示された。
 こうした20世紀の宗教学的学知の創造的な場となったのが、エラノズ会議であり、それは、反実証主義的宗教研究というスタンスと学的信念を共有した研究者集団が集う場となった。単なる研究会ではない。
 また、エリアーデをはじめ、エラノスの宗教的学知が、ゲーテの形態論への関心を共有している点も興味深い。
 エリアーデは、宗教学の講義を担当する者が必ず取りあげる重要な宗教学者であるが、その思想は奥が深く、複雑である。もちろん、キリスト教思想との関連も重要である。

 実り多い研究会であった。
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Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、内容的にこの科研のテーマ(「自然神学・環境・経済」)に限定されない諸問題を扱うことが多くなったため、本ブログのタイトルと趣旨を変更したいと考えました。新しいタイトルは「自然神学・宗教哲学・自然哲学」となります。もちろん、これまで同様にさまざまな問題を取り上げます。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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