FC2ブログ

『学術の動向』から

『学術の動向──科学と社会をつなぐ』 2019. 7 (日本学術会議)が届きました。
 今年の梅雨入りは記録な遅れでした。その分、本格的な暑さも遅れ気味と言えるでしょうか(昨年は酷かった)。京都は祇園祭に入り、京都大学基督教学会では、本日が夏の学術大会です。午後から、関係の会議と、研究発表、そして懇親会と続きます。

 さて、7月の『学術の動向──科学と社会をつなぐ』では、通常通り、二つの特集企画が組まれています。いずれもきわめて重要な問題ですが、特に、宗教研究と関連が強いわけではありません。

【特集1】「放射能汚染と農漁業復興」
 マスコミ経由の情報が断片的で捉えどころのない状況で、実態を包括的に精確に分析することはきわめて重要です。学術会議の役割のいったんはここにあると言うべきでしょうか。

・「東日本大震災に係わる食糧問題フォーラム──6年間の記録と課題」
 (渡部終五・中嶋康博)
・「福島の農業環境における放射線セシウムと作物摂取による内部被ばく線量」
 (塚田祥文)
・「福島県における漁業復興の現状と課題」
 (柳内孝之)
・「東京電力福島第一原子力発電所事故後の水産業と汚染水に関する現状の課題」
 (関谷直也)
・「農業復興を支える技術開発の現状と課題」
 (栂村恭子)
・「福島県楢葉町における農業復興の現状と課題」
 (山内健一)

 いつもより論文本数は少なめですが、一つ一つはいつもよりも詳細です。

【特集2】「次世代エネルギー社会の超低炭素化に向けた課題とチャレンジ──温室効果ガス80%削減のフィージビリティといリアリティについて考える」
・「化石資源のリアリティとフィージビリティから見えてくる2050年へのシナリオ」
 (大久保泰邦)
・「再生可能エネルギー主力電源化のカギをにぎる水素、二次電池の技術展望」
 (市川貴之)
・「グリーン金融の最新動向」
 (末吉竹二郎)
・「80%削減にむけて、私たちの選択」
 (青柳みどり)

 エネルギー問題は重要だが、難しい。再生可能エネルギーといっても、現実は単純ではない。

 そのほかに、次の記事が掲載。
・「学協会の今──社会に向き合う10」:
 「物質の化学技術を支える化学──日本化学会の取り組み」
 (川合眞紀)

・提言要旨:2本
スポンサーサイト



プロフィール

LogosOffice

Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、内容的にこの科研のテーマ(「自然神学・環境・経済」)に限定されない諸問題を扱うことが多くなったため、本ブログのタイトルと趣旨を変更したいと考えました。新しいタイトルは「自然神学・宗教哲学・自然哲学」となります。もちろん、これまで同様にさまざまな問題を取り上げます。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
Translation(自動翻訳)
FC2カウンター
カレンダー
06 | 2019/07 | 08
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR