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アガンベン・メモ(a32)

アガンベン・メモの続きです。

7・3
 道具を原因性として捉えるという議論は、ハイデッガーとアリストテレスという問題、そしてスコラ哲学の道具論へと展開されることになります。

「ハイデガー」「道具性を原因性=因果性に(ひいては存在論に)送り返すにあたって、ハイデガーはアリストテレスの四原因論を想い起こしている。」
「しかしながら」
「道具をアリストテレスの原因論に送り返そうとするプロジェクトは容易には実現されない。」
「古典世界は・・・道具とその産物とのあいだの連関を思考してきたが、この連関を
どうやらきわめて狭く直接的な仕方で把握していたようで、このため、道具はひとつの自立した原因の形態としては立ち現れることができなかった。」

「道具を原因のカテゴリーの内側に挿入するこころみは中世の神学者たちにとってなされていた。十三世紀以降、・・・カウサ・インストゥルーメンターリス(causa instorumrntalis [道具因])」とぶ第五番目の原因を設定して定義をこころみていた。」
「道具因という概念は作用因が道具的な原因と主要な原因とに分化して誕生したものであって、こうして道具性に自立的な身分を確保することが狙いなのであった。」
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Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、内容的にこの科研のテーマ(「自然神学・環境・経済」)に限定されない諸問題を扱うことが多くなったため、本ブログのタイトルと趣旨を変更したいと考えました。新しいタイトルは「自然神学・宗教哲学・自然哲学」となります。もちろん、これまで同様にさまざまな問題を取り上げます。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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