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C・S・ルイス論

 C・S・ルイスは、「二〇世紀の最も有名な思想家の一人である」。これは、本日、紹介の文献の序文、冒頭の文章である。日本におけるルイスについてイメージは、「二つのことで記憶される」ルイスの側面の一つ、つまり、「『ナルニア国歴史物語』七部作の著者」としての側面と思われるが、ルイスには、「キリスト教についての著作」という「第二の遺産」が存在する。本ブログでルイスを取り上げるのも、キリスト教著述家という面においてである、あるいはナルニア国とキリスト教思想との関連と言うべきかもしれない。
 昨年、マクグラスのルイス論が2冊、邦訳されたが、今回取り上げるのは、その内の一冊である。マクグラスは、これまで自然神学の刷新という点で紹介されることが多かったが、実は、自然神学に関わる文献でも、しばしばルイスについての言及がなされてきた。わたくしは、今年度の前期授業で、マクグラスのSurprised by Meaning を読んだ(半期で、ほぼ一冊を読み切った)。そこにおいても、ルイスについては繰り返し言及されており、自然神学とルイスの接点として、「意味」という問題が置かれていることがよく理解できた。

A.E.マクグラス
『C.S.ルイスの読み方──物語で真実を伝える』
教文館、2018年。

序文
1 壮大なパノラマ
   人生の意味についてC・S・ルイスが考えたこと
2 信頼すべき旧友たち
   友愛についてC・S・ルイスが考えたこと
3 物語で創られる世界
   『ナルニア国』と物語の重要性
4 世界の王とライオン
   アスランとキリスト者の生き方について
   C・S・ルイスが考えたこと
5 信仰について語る
   護教論の方法についてC・S・ルイスが考えたこと
6 学問・知識を愛すること
   教育についてC・S・ルイスが考えたこと
7 苦しみについてどう立ち向かうか
   痛みについてC・S・ルイスが考えたこと
8 さらに高く、さらに深く
   希望と王国についてC・S・ルイスが考えたこと

謝辞
補論1 C・S・ルイスに関する参考文献
補論2 C・S・ルイス略歴

訳者あとがき

 今年度は後期の特殊講義で、「キリスト教と文化」というテーマを取り上げ、具体例として、「文学」にかなりの時間をかける予定である。ルイスにも当然言及されることになるだろう。
 
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プロフィール

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Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、内容的にこの科研のテーマ(「自然神学・環境・経済」)に限定されない諸問題を扱うことが多くなったため、本ブログのタイトルと趣旨を変更したいと考えました。新しいタイトルは「自然神学・宗教哲学・自然哲学」となります。もちろん、これまで同様にさまざまな問題を取り上げます。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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