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思い出、上田先生のこと

 本日の午後、上田閑照先生の「お別れ会」が開催されます。まず、京都大学文学部HPに掲載の案内を転載します。

「去る6月28日に逝去されました故 上田閑照先生(京都大学名誉教授・宗教哲学)の「お別れの会」を、下記のとおり開催いたしますので、お知らせいたします。

日時 2019年8月25日(日)
   午後1時半~3時半頃 (午後1時より受付開始)

場所 京都大学百周年時計台記念館 百周年記念ホール

主催 上田閑照先生お別れの会実行委員会

なお、献花用の花をご用意し、どなたでも献花していただけるようにしていますが、御供物や御香典等は固くご辞退申し上げます。 また、平服にてご参列のほどお願いいたします。」

 上田先生は、わたくしが学部時代から大学院生時代、そしてその後も、世話になった方で、直接の所属研究室の先生ではありませんでしたが、多くの思い出があります。概論講義、特殊講義、演習で、多くの学びました。特殊講義は、おそらく5年以上、連続して聴講したと思います。ハイデッガーのこと、エックハルトのこと、西田のことについて学んだことは、今も、わたくしの研究の中で生きています。
 とくに、印象的だったことは次の点です。

・上田先生には、卒論と修論の試問で調査委員(副査)としてコメント・質問をいただきました。調査委員は主査が水垣先生、副査は宗教学の先生方でした。質問の内容までは記憶にありませんが(ティリッヒ研究で参照すべき研究は何かという質問を受けたことは覚えています)、コメントの的確さ・深さというのが最大の印象です。論文を書いている本人よりも、論文のポイントを的確に指摘していただき、自分の考えらが整理できた、そんな試問でした。

・上田先生とは、先生の授業に出ただけでなく、聴講する側としてもご一緒しました。それは、辻村先生が特殊講義でハイデッガーを論じた際でしたが、上田先生は、学生と同様に、辻村先生の授業を聴講していたのです。もちろん、辻村先生に許可をとって授業に出席されていたのだと思いますが、上田先生の学ぶ姿勢は印象的でした。こうした先生には、その後、出会ったことはありません(通常、教員は自分の授業と研究で手一杯であり、また同僚の授業などあまり関心がないように思います。とくに、京都大学文学部は、それぞれの専修がいわば完結した教育システムとなっており、かなり自立性が高い。キリスト教学専修では、他専修の授業に出席するように、学生に指導しますが)。

 午後、わたくしも、「お別れの会」に参列します。
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Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、内容的にこの科研のテーマ(「自然神学・環境・経済」)に限定されない諸問題を扱うことが多くなったため、本ブログのタイトルと趣旨を変更したいと考えました。新しいタイトルは「自然神学・宗教哲学・自然哲学」となります。もちろん、これまで同様にさまざまな問題を取り上げます。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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