FC2ブログ

『学術の動向』から

『学術の動向──科学と社会をつなぐ』 2020. 1 (日本学術会議)が届きました。
 いよいよ2020年のスタートですが、大学の周辺は、例年通りの1月を迎えました。京都も暖冬で、まだ雪は見ていませんが、そのかわり雨が多い気がします。先日、わたくしが調査委員として加わっている博士論文試問がすべて終了しましたが、これからは、卒論と修論の試問(今年度はキリスト教学専修自体は論文の数はとくに多くはないのですが、他専修の学生の読むべき論文がかなりの数になり大変です)、そして大学院入試、さらに大学入試と続きます。1年で、もっとも忙しい季節が始まります。

 さて、1月の『学術の動向──科学と社会をつなぐ』では、通常通り、二つの特集が収録されいますが、内容的に緊密に結び付いており、現在の日本そして世界が直面する問題がどこにあるかを示しています。

【特集1】「再生可能エネルギー導入の次段階に向けて」
 再生可能エネルギーの普及が求められつつも、なかなか進まない日本。しかし、再生可能エネルギ-であれば、よいというわけではないので、問題は複雑です。風力エネルギーの導入に対する反対運動、太陽光発電の問題の指摘(パネルの寿命とゴミ化)など、考えるべき問題は少なくないはずです。

・「特集の趣旨」
 (大久保泰邦)
・「再生可能エネルギー次段階の導入に向けて、現状と課題」
 (大和田野芳郎)
・「再エネ先駆けの地・福島での地中熱・未利用熱利用の現状と展望」
 (赤井仁志)
・「ゼロエミッション工場の実践事例:コマツの事例」
 (谷川徳彦)
・「再エネ水素の建物・街区での利活用にむけたエネルギーシステム」
 (沼田茂生)
・「再生可能エネルギーの運輸分野への利用拡大」
 (大和田野芳郎)
・「バイオ液体燃料の現状と未来を考える」
 (北川尚美)

【特集2】「エネルギーの将来における原子力の位置づけ」
 再生可能エネルギーの問題と並び、あるいはそれと連関して、問題とされるべきは、「原子力」。当面の近未来の世界的な動きでは、原子力への厳しい状況は変わりがないように思われる。日本だけは別の動きとなっており、世界との間でズレを生じている。この際、じっくり考え直してみてはと思われるが、原子力ムラの姿勢はどうなっているのだろうか。「丁寧に説明すればわかる(わかないのは、自分たちが悪いのではない)」?

・「原子力発電利用に対する不安と安心について」
 (柘植綾夫)
・「原子力利用に対する感性的側面からの社会受容性」
 (大倉典子)
・「わが国のエネルギーの将来像における原子力─対話の必要性」
 (枝廣淳子)
・「第5次エネルギー基本計画と原子力が直面する問題状況」
 (橘川武郎)
・「エネルギー情勢の構造的変化と原子力の役割」
 (小宮山涼一)

 エネルギー問題、原子力問題は、文明の問いである。

 そのほかに、次の記事。

◆「学協会の今──社会と向き合う 15」
・「異分野横断研究を推進する横幹連合」
 (鈴木久敏)
スポンサーサイト



プロフィール

LogosOffice

Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、内容的にこの科研のテーマ(「自然神学・環境・経済」)に限定されない諸問題を扱うことが多くなったため、本ブログのタイトルと趣旨を変更したいと考えました。新しいタイトルは「自然神学・宗教哲学・自然哲学」となります。もちろん、これまで同様にさまざまな問題を取り上げます。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
Translation(自動翻訳)
FC2カウンター
カレンダー
12 | 2020/01 | 02
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR