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現代宗教学の基本文献16

エリアーデの著作で比較的最近邦訳されたのは、宗教学名著選の第1巻に収録された次の論集である。

ミルチャ・エリアーデ
『アルカイック宗教論集──ルーマニア・オーストラリア・南アメリカ』
国書刊行会、2013年。

再統合の神話
棟梁マノーレ伝説の注解
オーストラリアの宗教
南アメリカの高神

解題(奥山史亮、飯嶋秀治・奥山倫明)
解説(奥山倫明)
索引

 「解説」では、「本書はエリアーデの著作・論文を日本語版オリジナルの一巻本として訳出するに当たち、中期エリアーデ宗教学以前の二篇の著作と、中期の末年に当たる一九七〇年前後にエリアーデが連続して論じた《アルカイック宗教》を対象とするモノグラフ二篇を収録することとした」(501)と説明されている。収録は、刊行年順であり、それぞれ、1942年、1943年、1966-68年、1969/1971年の刊行・初出である。解題と解説は、エリアーデを理解するのにきわめて有益である。
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 本ブログは、2013年度以降に、芦名定道を代表者として交付を受けた科研費による研究内容を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。この間、ブログのタイトルは、「自然神学・環境・経済」から、「自然神学・宗教哲学・自然哲学」へと変化したが、趣旨は一貫しており、かなり自由にさまざまな問題を取り上げきました。2021年4月より、このブログの作成者は、所属する大学が変わりましたが、当面は、同様の内容でこのブログを運営する予定です。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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