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現代宗教学の基本文献24

 ウェーバーについての研究書に移ります。
 今回は、宗教学の研究領域から次の文献です。

金井新二
『ウェーバーの宗教理論』
東京大学出版会、1991年。

はしがき
凡例

Ⅰ ウェーバーの宗教観
  ──そのプロテスタント的性格について
Ⅱ 歴史解釈の方法
  ──理念型
Ⅲ 「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」再考への一視点
  ──宗教理解の視点からの問題点素描
Ⅳ 経済合理主義の宗教的淵源を求めて
  ──歴史と宗教の解釈学としてのウェーバーの「倫理」論文
Ⅴ ウェーバーにおける二つの救済類型論
  ──「宗教社会学」と「中間考察」の比較分析
Ⅵ 合理化プロセスと宗教史
  
あとがき
事項索引
人名索引 

 改めて、「はしがき」などを読むと、気づかされる点が少なくない。
 「批判的継承という姿勢」の重要性、「ドイツでの研究滞在がなければ到底このような上梓にはこぎつけなかったと思う」。
 本格的な批判研究が必要なのは、ウェーバーのみではなく、思想研究はそれを目指すべきであろう。しかし、「批判的」という形容にふさわしい「批判的継承」「批判的研究」はそれほど多くはない。また、過去の諸論文をまとめる作業だけでもかなりの時間と労力が必要であり、現在の大学は研究者にそのような環境を与えてはくれないのが現実である。研究者には工夫が求められる。わたくしも、この数年来、ティリッヒ研究をまとめる構想は立てたものの、それを実行できないのは、この点に原因がある。
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Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、内容的にこの科研のテーマ(「自然神学・環境・経済」)に限定されない諸問題を扱うことが多くなったため、本ブログのタイトルと趣旨を変更したいと考えました。新しいタイトルは「自然神学・宗教哲学・自然哲学」となります。もちろん、これまで同様にさまざまな問題を取り上げます。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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