『学術の動向』から
『学術の動向──科学と社会をつなぐ』 2020. 4 (日本学術会議)が届きました。
4月となり、2020年度がはじまりました。しかし、例年とは大きく異なり、先月中頃より大きな問題となったコロナウィルス感染拡大への対応、特に授業形態をどうするかで、途中で大きく方針展開してことも加わって、多くの時間を費やしました。どの大学も、そして職場も同様と思います。ともかくも、5月連休明けには、オンライン授業に対応することが求められています。5月連休明けが一つの目安になる雰囲気ですが、その後はどうなるでしょうか。京都府は新しい感染者が昨日は12人、このところ、10人前後で推移しています。授業停止、休講措置、構内立ち入り禁止といった措置は、始めることも大変ですが、解除する出口判断が難しいことが問題です。
さて、4月の『学術の動向──科学と社会をつなぐ』は、特集が二つですが、内容はどちらも若手研究者に関わっています。
【特集1】「若手科学者が担う国際的なリーダシップ」
「若手」は、今や大学も学会も共通のキーワードになっていますが、これがなかなか難しい。「若手」の基準は、30代くらいでしょうか。人文科学においては、30代の研究者がどの程度、研究者としての潜在能力をもっているかを判断するのは容易ではない。そこで、任期付きで雇用して、となるわけであるが、それが研究者としての成長にとって果たしてよいことなのかどうか。そして、当事者はそもそもそんなことを言っている余裕はない。
・「若手アカデミーの国際活動の発展」
(新福洋子)
・「2019パリGサイエンス学術会議」
(岩崎渉)
・「Science for the Future: Young Scientists in the Face of Global Challenges」
(Koen Vermeir)
・「国際的議論を通じて “市民のエンパワメントを支える科学者”のあり方を考える」
(岸村顕広)
・「シチズンサイエンスの普及に向けて」
(中村征樹)
・「Citizen Science: Updating Research for Future Prosperity」
(S. Karly Kehoe)
・「Young G7 Meeting: Citizen Science in Germany」
(Michael Saliba)
・「G7 Young Scientists Meeting: Citizen science for updating "science" in the SDGs era」
(Filippo Rossi)
・「Citizen Science: The American Experience」
(Tyrone Grandison)
・「研究者として成功するためには何が必要か?──ノーベル賞受賞者と若手の議論お通じて考えること」
(中西和嘉)
・「The Obstacle Course to Research Independence and Innovation: Challenges for Early-Career Scientists」
(Patrica Silveyra, Tyrone Grandison)
・「Resear funfing agencies are redefining science. Early Career Researchers will have to adapt.」
(Koen Vermeir)
・「スウェーデン若手アカデミーとの国際連携」
(西嶋一欽)
・「若手研究者に期待される国際的リーダーシップと議論の場への参画──若手アカデミー新メンバーより」
(田中和哉)
「若手」とともに、「市民科学」もキーワード。
【特集2】「若手科学者が考えるSDGsと科学者助言」
科学者助言と市民科学は繋がっている。
・「科学者助言の必要性」
(狩野光伸)
・「筑波会議とWorld Science Forumでの議論に参加して──若手海洋生物学者から見るSDGs」
(安田仁奈)
・「新富国指標から問い直すSDGsと科学者助言」
(若松美保子・馬奈木俊介)
・「Plastic and Air Pollution Issues in Asia and Beyond」
(Wibool Piyawattanametha)
・「若手世代から見たSDGs」
(藤井雅利・中澤拓也)
続いて。
◆「学協会の今──社会と向き合う 18」
・「社会と共に歩むアルコール・アディクション医学会」
(池田和隆・藤宮龍也)
今回は、特集の前に、「学会の風景 Vol.1」、「SCJトピックス」(2本)、そして最後に「学術と社会の未来を考える」というエッセイが掲載されているが、省略。
4月となり、2020年度がはじまりました。しかし、例年とは大きく異なり、先月中頃より大きな問題となったコロナウィルス感染拡大への対応、特に授業形態をどうするかで、途中で大きく方針展開してことも加わって、多くの時間を費やしました。どの大学も、そして職場も同様と思います。ともかくも、5月連休明けには、オンライン授業に対応することが求められています。5月連休明けが一つの目安になる雰囲気ですが、その後はどうなるでしょうか。京都府は新しい感染者が昨日は12人、このところ、10人前後で推移しています。授業停止、休講措置、構内立ち入り禁止といった措置は、始めることも大変ですが、解除する出口判断が難しいことが問題です。
さて、4月の『学術の動向──科学と社会をつなぐ』は、特集が二つですが、内容はどちらも若手研究者に関わっています。
【特集1】「若手科学者が担う国際的なリーダシップ」
「若手」は、今や大学も学会も共通のキーワードになっていますが、これがなかなか難しい。「若手」の基準は、30代くらいでしょうか。人文科学においては、30代の研究者がどの程度、研究者としての潜在能力をもっているかを判断するのは容易ではない。そこで、任期付きで雇用して、となるわけであるが、それが研究者としての成長にとって果たしてよいことなのかどうか。そして、当事者はそもそもそんなことを言っている余裕はない。
・「若手アカデミーの国際活動の発展」
(新福洋子)
・「2019パリGサイエンス学術会議」
(岩崎渉)
・「Science for the Future: Young Scientists in the Face of Global Challenges」
(Koen Vermeir)
・「国際的議論を通じて “市民のエンパワメントを支える科学者”のあり方を考える」
(岸村顕広)
・「シチズンサイエンスの普及に向けて」
(中村征樹)
・「Citizen Science: Updating Research for Future Prosperity」
(S. Karly Kehoe)
・「Young G7 Meeting: Citizen Science in Germany」
(Michael Saliba)
・「G7 Young Scientists Meeting: Citizen science for updating "science" in the SDGs era」
(Filippo Rossi)
・「Citizen Science: The American Experience」
(Tyrone Grandison)
・「研究者として成功するためには何が必要か?──ノーベル賞受賞者と若手の議論お通じて考えること」
(中西和嘉)
・「The Obstacle Course to Research Independence and Innovation: Challenges for Early-Career Scientists」
(Patrica Silveyra, Tyrone Grandison)
・「Resear funfing agencies are redefining science. Early Career Researchers will have to adapt.」
(Koen Vermeir)
・「スウェーデン若手アカデミーとの国際連携」
(西嶋一欽)
・「若手研究者に期待される国際的リーダーシップと議論の場への参画──若手アカデミー新メンバーより」
(田中和哉)
「若手」とともに、「市民科学」もキーワード。
【特集2】「若手科学者が考えるSDGsと科学者助言」
科学者助言と市民科学は繋がっている。
・「科学者助言の必要性」
(狩野光伸)
・「筑波会議とWorld Science Forumでの議論に参加して──若手海洋生物学者から見るSDGs」
(安田仁奈)
・「新富国指標から問い直すSDGsと科学者助言」
(若松美保子・馬奈木俊介)
・「Plastic and Air Pollution Issues in Asia and Beyond」
(Wibool Piyawattanametha)
・「若手世代から見たSDGs」
(藤井雅利・中澤拓也)
続いて。
◆「学協会の今──社会と向き合う 18」
・「社会と共に歩むアルコール・アディクション医学会」
(池田和隆・藤宮龍也)
今回は、特集の前に、「学会の風景 Vol.1」、「SCJトピックス」(2本)、そして最後に「学術と社会の未来を考える」というエッセイが掲載されているが、省略。
スポンサーサイト