FC2ブログ

アガンベン・メモ(b31)

3・3
 ここでは、すでに問題となっている、「紐帯」について論じられます。

「存在論の語彙集において実体の統一性であったものを表現するのに、ライプニッツが《紐帯》という語に訴えているのは偶然ではない。」
「フランシスコ会士たちは、この原理を《身体的形相(forma corporeitatis)》と呼んでいた。アリストテレスの存在論とかくも緊密に結びついた「形相(forma)に較べて、「紐帯(vinculum)」という語は、ライプニッツが別のものを思考しようとしていた事実を強調している。」
「数学的冊子のなかでもろもろの数字や算術記号をほおとつに合成する符合を指す」
「法の伝統や魔術の伝統といったライプニッツには周知のものであった数学以外の伝統をも背負っていた。」
「紐帯は自然界では分割されているものを解消しがたいかたちで結び合わせるひとつの活動的な力なのである。」

 紐帯という用語は、おそらく、ライプニッツの前後の思想史においてたどれるはず。たとえば、シェリング。
 ここでも、フライシスコ会における議論に言及されるのは、おもしろい。
スポンサーサイト



プロフィール

LogosOffice

Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、内容的にこの科研のテーマ(「自然神学・環境・経済」)に限定されない諸問題を扱うことが多くなったため、本ブログのタイトルと趣旨を変更したいと考えました。新しいタイトルは「自然神学・宗教哲学・自然哲学」となります。もちろん、これまで同様にさまざまな問題を取り上げます。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
Translation(自動翻訳)
FC2カウンター
カレンダー
03 | 2020/04 | 05
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR