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現代宗教学の基本文献42

 さらにユングを続けます。日本の代表的なユング研究者の一人である、林道義さんによる翻訳をまとめて。

C.G.ユング
『元型論──無意識の構造』
紀伊國屋書店、1982年。

Ⅰ 集合的無意識の概念
Ⅱ 集合的無意識のいくつかの元型について
Ⅲ 元型──とくにアニマ概念をめぐって
Ⅳ 母親元型──その心理学との関わり

原注
訳者註解
解説
訳者あとがき

 日本はユングへの関心の高い国のひとつであるが、それだけに研究者も多く、また翻訳も比較的整っている。同じ文献・論文があまり時期の差をおかず翻訳されることがあるが、それらを比較して読めることは読者としては悪くない。しかし、翻訳者は大変だろう。

『続・元型論』
紀伊國屋書店、1983年。

Ⅰ 母娘元型──デメテル=コレー神話
Ⅱ 童児元型──神話に見られる
Ⅲ トリックスター元型──インディアン神話によせて
Ⅳ 精神元型──お伽話に見られる

原注
訳者註解
解説
訳者あとがき

 元型がどのような素材の広がりをもって議論されているかが、よくわかる。神話論、人類学、民俗学などの広がりが、元型論を支えている。それは、構造主義でも同じであるが。

『ヨブへの答え』
みすず書房、1988年。

好意的な読者へ
ヨブへの答え

原注
訳注
訳者解説
訳者あとがき

 訳者解説が充実している。

『個性化とマンダラ』
みすず書房、1991年。

1 生まれ変わりについて
2 意識、無意識、および個性化
3 個性化過程の経験について
4 マンダラ・シンボル
5 マンダラ

原注
訳注
訳者解説
訳者あとがき

 わたくしも、個体化よりも個性化の訳がよいという立場。ともかくも、図、絵が多く、楽しい1冊である。
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Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、内容的にこの科研のテーマ(「自然神学・環境・経済」)に限定されない諸問題を扱うことが多くなったため、本ブログのタイトルと趣旨を変更したいと考えました。新しいタイトルは「自然神学・宗教哲学・自然哲学」となります。もちろん、これまで同様にさまざまな問題を取り上げます。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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