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アガンベン・メモ(b34)

3・6
 今回は、論争の背景、晩期スコラ哲学の問題状況・構図を大きくとらえます。

「存在論の歴史的状況にかかわるひとつの困難が進行中」
「ライプニッツが背負っていた哲学は晩期スコラ哲学」「その最も完済された表現をフランシスコ・スアレスの『形而上学討論集』のうちに見だしていた」
「アリストテレスがティ・エーン・エイナイのうちに解消しうると信じていた本質と現実存在の関係が存在論の中心的な問題に化す時点まで到達していた」
「神においては本質と現実存在とが一致しているとするなら、被造物においては」「それらの関係は決着済みであるどころではなく、これについて思考することことが重要」

「アリストテレス」「ウーシアの探究において、ヒュポケイメノンつまり個別の現実存在者を第一位においてことから出発」
「スコラ哲学」「新プラトン主義的に振る舞って、反対に本質を第一位に置くことから出発し、そこから現実存在を演繹しようとした」

「個別的な現実存在は哲学のエクスペリーメントゥム・クルキス(experimentum curcis)」「でありつづけている」「その実験をおこなうなかでたえず難破の危険を冒すこととなるのである」
「ひとたび被造物の存在が本質から出発して定義されたとたん、それの現実存在への限定を作動させいた原理は極度に問題含みのものになってしますのだった。」

 スコラ哲学の複合的性格は、存在論において確認できるということ。「実験」という概念はどこまで遡及するのだろうか。
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Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、内容的にこの科研のテーマ(「自然神学・環境・経済」)に限定されない諸問題を扱うことが多くなったため、本ブログのタイトルと趣旨を変更したいと考えました。新しいタイトルは「自然神学・宗教哲学・自然哲学」となります。もちろん、これまで同様にさまざまな問題を取り上げます。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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