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『図書』から

『図書』2020.6(岩波書店)が、届きました。

 この号では、キリスト教・宗教に関連したいとエッセイとして、次のものが掲載されています。本ブログにも関わりのある内容です。

・間瀬啓允
「仏基の思想の稀有な一致──釈宗演とジョン・ヒックの論述に学ぶ」

 タイトルからも、わかるように、釈宗演とジョン・ヒックを手がかりに、宗教多元主義の議論の意義を確認することが、このエッセイの内容である。そのために、釈宗演についての福沢諭吉のコメント(逸話)から論が始まられ、続いて、釈宗演の「一実多名」の議論が紹介される。
 このエッセイでは、この「一実多名」に対応するヒックの思想として「神は多くの名前をもつ」という宗教多元主義が取り上げられ、その内容が端的に示される。

 こうして確認された、仏教とキリスト教に双方における宗教多元主義的な思想に、「世界宗教の近未来」が示されているというのが、このエッセイの結論であり、論者の主張である。

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Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、内容的にこの科研のテーマ(「自然神学・環境・経済」)に限定されない諸問題を扱うことが多くなったため、本ブログのタイトルと趣旨を変更したいと考えました。新しいタイトルは「自然神学・宗教哲学・自然哲学」となります。もちろん、これまで同様にさまざまな問題を取り上げます。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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