格差・現実の背後にあるもの

 昨日は、格差という現実について、貧困大国アメリカの実情(→日本の近未来あるいは現在)についてのルポを紹介した。今回は、では、この現実の背後にあるものについて考える上での文献を紹介したい。

中山智香子
『経済ジェノサイド──フリードマンと世界経済の半世紀』
平凡社新書、2013年。

序章 経済学のオフリミッツ

第一章 何のための市場形成か──チリのクーデターと経済政策
  1 シカゴ・ボーイズとしてのフランク
  2 チリの経済ジェノサイド
  3 「主義」としてのフリードマン主義
  4 ノーベル経済学賞と「実験室」

第二章 社会的責任か、成長か──市場原理の例外としての企業
  1 あらためまして、フリードマン主義
  2 転換点・一九六八年?
  3 「変人」ガルブレイス
  4 論争の舞台はグローバル・メディアへ

間奏 経済の分岐点で

第三章 誰もそれを止められない──市場経済の例外としての貨幣
  1 変動相場制──おカネでおカネを買うという仕組み
  2 貨幣主義とタガが外れる
  3 国家は何をやっているのか──溶けてしまったアイスランド

第四章 給料だけでは不十分?──所有者会社の夢と年金
  1 社会保障も自己責任のフリードマン主義
  2 ドラッカーの年金論とニューヨークの財政危機
  3 新自由主義の行方

終章 危機の時代にたたずむ
  1 持続的自由とは、自由を耐え忍ぶこと?
  2 アントロポスと不服従

あとがき

参考文献


 危機の時代だからこそ、環境危機、政治危機の背後にうごめくものを分析し解体する必要がある。やはりこれは、別の文明の構想になるか。科学としての経済学自体が再考を迫られている。ここで本ブログとの接点が明らかになる。
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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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