新版・アリストテレス全集、刊行開始

 岩波書店より、新版のアリストテレス全集の刊行が開始された。第1回配本は次のものである。

『1 カテゴリー論 命題論』
岩波書店、2013年10月。

カテゴリー論:中畑正志訳
命題論:早瀬篤訳
アリストテレス諸伝
 ディオゲネス・ラエルティオス:近藤智彦訳
 ヘシュキオス:近藤智彦訳
 サン・マルコ図書館所蔵本写本:近藤智彦訳
 プトレマイオス:高橋英海訳

解説
 カテゴリー論、命題論、アリストテレス諸伝

編者総説
 アリストテレスの生涯と著作:内山勝利
 アリストテレス哲学案内:神崎繁
 歴史のなかのアリストテレス──テキストと思想の冒険:中畑正志

年表・地図
索引

 第1回配本には、編者総説が収録され、アリストテレス研究への接近の助けとなっている。これから、全20巻、総索引・別巻が順次刊行されるわけであるが、今回の新版全集が、アリストテレス研究の水準を踏まえた高度な学問的成果であり(旧版になかった総索引は今回の新版で期待したい点の一つである)、これを利用できることはアリストテレスの思想的意義から見て、日本の学問全般への寄与と言える。キリスト教思想にとっても、その恩恵は計り知れない。

 なお、『週刊読書人』(第3010号、2013.10.11)に、三人の編者による鼎談「一番新しいアリストテレス」が一面冒頭から2面にかけて掲載された(編者のお一人からコピーをいただいた)。こちらの鼎談も興味深い。関心のあるかたは、ご覧いただきたい。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

LogosOffice

Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
Translation(自動翻訳)
FC2カウンター
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR