内村鑑三研究

 内村鑑三と無教会に関しては、着実に研究文献が刊行されてきており、研究基盤の充実が感じられる状況である。今回紹介するのは、内村鑑三に関する英語の論文集であり、内村研究の国際的な広がりにも対応するものであり、重要な研究成果と言える(予告通りの時期に刊行というのもすばらしい)。現在、京都大学での演習で内村の非戦論関連の文書を読んでいるが、そこでも、この論集のいくつかの論文を読むことを考えている。

Shibuya Hiroshi and Chiba Shin (eds.),
Living for Jesus and Japan. The Social and Theological Thought of Uchimura Kanzo,
Eerdmans, 2013.

Editor's Preface
Acknowledgments

Introduction: A Biographical Sketch of Uchimura Kanzo (Shibuya Hiroshi)

Part I. Historical Context and Social Thought
Japan for the World (Andrew E. Barshay)
Uchimura Kanzo and American Christian Values (Ohyama Tsunao)
Uchimura Kanzo and His Pacifism (Takahashi Yasuhiro)
Prophetic Nationalism: Uchimura Between and Japan (Yagyu Kunichika)
The Legacy of Uchimura Kanzo's Patriotism: Tsukamoto Toraji and Yanaihara Tadao (Shogimen Takashi)

Part II. Biblical Studies and Theological Thought
The Biblical Research Method and Ucimura Kanzo (Miura Hiroshi)
Uchimura and His Mukyokai-Shugi(Shibuya Hiroshi)
Uchimura's View of the Atonement in Kyunroku (The Search for Peace)(Lee Kyoungae)
Uchimura Kanzo on Justification by Faith in His Study of Romans: A Semantic Analysis of Romans 3:19-31 (Chiba Kei)
Uchimura Kanzo and His Atonement Eschatology: On "Crucifixianity" (Chiba Shin)

Contributors

 現在の内村研究の一つの水準を示している論集であるが、内村研究として論じるべきテーマはまだまだ存在する。今後の内村研究の一層の展開に期待したい。

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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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