自由の死

 昨日は、二つの出来事があった。
 一つは、南アフリカのネルソン・マンデラ氏の死去のニュースであり、自由の象徴と言われる人物の死である。もう一つは、特定秘密保護法案の強行採決・可決のニュースであり、こちらは日本における自由と民主主義の死を意味することになるのかもしれない。
 自由をめぐる二つの死、印象的な一日であった。

 もちろん、特定秘密保護法については、株式市場的な言い方をすれば、夏の時点ですでに織り込み済みというべきものであり、その中での攻防だったわけである。野党はもちろん、特にマスコミは、ほとんどどうしようもなくなったタイミングで報道を開始した感が強い。この遅れは故意なのか(あるいはアリバイか)。

 しかし、これで問題が終わったわけではない。京都大学でもこの間、いわゆる「改革」をめぐる攻防が続いており、政治的には次の焦点は、いよいよ、憲法に迫るかもしれない。その前に教育関連の法案が先であろうか。本日の朝日新聞デジタル掲載の杉田敦(法政大学)さんが述べたことについては、確認すべきであろう。

以下、冒頭だけ、引用。
(秘密保護法)欠陥だらけ、運用の監視必要 杉田敦さん

「■政治学者・杉田敦さん

 最初から最後まで強引なやり方でした。

 安倍政権は、選挙で勝てば何でもできると考えているのでしょうか。民主主義にとって多数決のルールは大切ですが絶対ではありません。これだけ短い間に市民や研究者らから反対意見が出たのは不安の表れで、これも民意です。

 政治権力に対して人々の警戒心が先にたつような状況は、民主主義にとって不幸なこと。今回のような強権的なやり方は、人々に政治不信を残すことになるでしょう。

・・・」
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