京都大学の危機

 本ブログでも、しばしば取りあげてきたように、近年、京都大学は危機的状況にある。その危機が大きな山を越えようとしており、そのために、それを阻止する動きも始まっている。この点について、お知らせしたい。

 危機というのは、総長選挙規定の改悪がなされようとしていることである。詳細は、京都大学職員組合の緊急アピールをご覧下さい。

 現在の国立大学法人では、総長・学長の選出が、総長選考会議によって行われる仕組みになっている。京都大学の場合は、6名の学外委員と、同数6名の学内委員とによって構成されているが、ここが総長選出手続きについての決定権をにぎっており、大学人による総長選挙が行われる場合でも、その結果を覆す仕方での総長選挙が制度的に可能になっている(実際にこのような仕方で学長が選出された例は他の大学では存在する)。現状でもこのような実態であるにもかかわらず、現在、京都大学の総長選考会議で行われようとしているのは、この大学人による選挙(意向選挙)を廃止しこの会議だけで総長を選ぶことを可能にすること、しかも総長任期の延長を行うことということなのである。来年度前期で任期が終わる現総長は、続投を狙っているとのことでもある。

 産業競争力会議などで、学長のリーダーシップの強化、学部・教授会の自治の解体があからさまに主張されているそのことが、まさに京都大学の現実であり、日本における大学の自治や民主主義をめぐる闘争の最前線が京都大学であると言わねばならない。

 京都大学職員組合では、この事態に対して緊急アピールを行い、学内に号外を出すと共に、阻止に向けた署名活動に入り、また記者会見を準備している。次の問題の選考会議が12月25日(ここですべてが決まってしまうかもしれない!)午後に予定されているのに合わせて、12月24日の昼休みの時間帯に時計台前広場で緊急集会を行うことになった。
 
 京都大学の現状と未来を憂慮される方は、ぜひ、お集まりいただき、反対の声をあげていただきたい。

<追加>
京都大学職員組合の緊急アピールへの賛同署名の案内
アピール賛同署名を募ります。

ネット版:https://ssl.form-mailer.jp/fms/c9c9c7de279371
通常版 :http://files.kyodai-union.gr.jp/doc/signature/1312_shomei.pdf

常勤・非常勤、職員・学生問わず、広くご賛同を呼びかけます。



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