パウロ研究に向けて

 これまで本ブログでは、パウロ研究について、さまざまな視点から言及してきた。しかし、パウロ研究はそれ自体がかなり多様なテーマを含んでおり、その研究状況を把握するのは容易ではない。そこで、研究の全体をつかみ、自らの視点をパウロ研究内に位置づけるのに便利は文献の登場となる。今回紹介するのは、こうした文献の代表的なものであり、手引き、便覧と言われるものであるが、Registerを入れて650頁に及ぶ。項目執筆者の数もかなりのもの(44人)であり、通読するタイプのものではない。したがって、目次も細かな項目は省略し、構成のみを示すことにする。

Friedrich W. Horn (hrsg.),
Paulus Handbuch,
Mohr Siebeck, 2013.

Vorwort

A. Orientierung
 I.Hilfmittel
 II.Kommentare zu den Briefen des Paulus
 III.Die Paulusforschung

B.Person
 I. Probleme einer Paulus-Biographie
 II.Der vorchristliche Paulus
 III.Die Berufung und Bekehrung zum Heidenmissionar
 IV.Paulus als Hedenmissionar
 V.Das Ende des Paulus
 VI.Die Person des Paulus

C.Werk
 I.Die Briefe des Paulus
 II.Mission
 III.Theologischen Themen
   1. Methodische Probleme der (Re)konstruktion der Theologie aus den erhaltenen Briefen (Udo Schnelle)
   2. Jesus Christus als Zentrum des Denkens
   3. Christologische Theologie
   4. Anthropologie
   5. Die Kirche
   6. Hoffnung
 IV. Strukturen

D.Wirkung und Rezeption
 I. Die Paulusschule und die theologische Entwicklung in den deuteropaulinischen Briefen (Jens Herzer)
 II. Deutero- und tritopaulinische Briefe
 III. Die Paulusdarstellung der Apostelgeschichte (Jens Schroeter)
 IV. Antipaulinismus und Paulinismus im neutestamentalichen Schrifttum (Matthias Konradt)
 V. Paulus in den apokryphen Apostelakten (Jens Schroeter)
 VI. Markion (Winrich Loehr)
 VII. Der Briefwechsel Paulus---Seneca (Jens Schroeter)
 VIII. Paulusapokalypsen (Jens Schroeter)
 IX. Archaeologische und ikonographische Zeugnisse der fruehen Paulusverehrung (Jens Schroeter)

Verzeichnis der Authorinnen und Autoren
Abbildungsverzeichnis
Literaturverzeichnis
Resiter
 Stellen
 Namen
 Orte
 Forschungsgeschichte
 Sachen


 欧米のキリスト教研究の厚みの一端がうかがえる。聖書学の本格的な研究者となるのに、留学が不可欠というのもわかる気がする。もちろん、留学すればよいと言うわけではないが。
 


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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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