パネンベルクの学問論

 パネンベルクの学問論は、パネンベルク神学の方法論の基礎となっている文献でありパネンベルク研究にとって決定的な位置を占めると共に(『神学的人間学』とともに)、20世紀の、特に1970年代前後のキリスト教神学の学問性を理解する上でもきわめて重要な文献である。
 わたくしも、学生時代より、パネンベルクの学問論を繰り返し参照することによって、研究を進めてきた。

 この重要文献が、このたび日本語に翻訳された。おそらく現代におけるキリスト教神学に関心ある者にとって大いに助けとなるものと思われる。しかも、翻訳者に、京都大学キリスト教学研究室出身の方々が含まれている。この点についても、強調しておきたい。

W.パネンベルク(濱崎雅孝、清水正、小柳敦史、佐藤貴史訳)
『学問論と神学』
教文館、2014年3月。

まえがき(西谷幸介)

序論 学問論と神学

第一部 諸学問統一性と多様性の緊張における神学
  第一章 実証主義から批判的合理主義へ
  第二章 精神科学の自然科学からの解放
  第三章 意味理解の方法論としての解釈学

第二部 学問としての神学
  第四章 神学史における学問としての神学の理解
  第五章 神についての学問としての神学
  第六章 神学の内的区分

訳者あとがき

人名索引

 20世紀後半の思想状況における神学の位置、あるいは哲学の動向などを知る上でも、有益である。そして、現在は、さらに次の時代状況の学問論を必要としている。
 なお、学問論とするか、科学論とするかは、やや微妙な判断と思われる。
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