シンポジウム「いま、大学の自治を問う」

 新年度になり、大学も新しい年度が動き始めた。しかし、昨年から持ち越しの課題も少なくない。京都大学における総長選挙をめぐる攻防もその一つである。読売新聞報道なども巻き込んで議論は現在も継続中であり、3月26日の臨時教育研究評議会で、総長選考会議の新学内委員が選出され、4月は、これら新学内委員と学外委員との間で、9月に任期満了の現総長の次の総長を選考する方法について、決着が図られるものと思われる(9月前に新総長の選考と新しい執行体制の確立のために必要な期間を考えれば、4月はまさにタイムリミットとなる)。総長選考がどうなるか、誰が新総長になるか、京都大学の将来を決する決定的な歴史の分岐点である。京都大学の学内の多数は、現在の伝統的な大学自治に基づく総長選考方法の継続で意見が一致しており(新学内委員もこの点では意見が一致しているとのことである)、対立は、京都大学内部にあるのではなく、京都大学の内と外(学外委員とその背後にあり読売新聞を動かし得る政府・財界)との間に存在すると言える。

 こうした状況を受けて、京都大学職員組合は、次のようなシンポジウムを開催することになった。多くの方々の参集をお願いしたい。情報拡散をお願いします。

シンポジウム「いま、大学の自治を問う─京大での総長選挙廃止の動きと大学「改革」─」
・日時:4月20日(日)13:00~15:30
・場所:京大法経本館1階法経第7番教室(京都大学吉田キャンパス本部構内。時計台北側)
・シンポジウム内容:
  司会:池田豊(ねっとわーく京都)
  開会挨拶:高山佳奈子「京大総長選をめぐる局面と私たちのとりくみ」
          (京都大学職員組合 副委員長/京都大学法学研究科 教授)
  報告:
   1:西牟田祐二(京都大学職員組合 委員長/京都大学経済学研究科 教授)
      中教審大学分科会「大学のガバナンス改革の推進について(審議のまとめ)」
      (2014.2.12)をめぐって
   2:鈴木眞澄(日本私大教連 中央執行委員長/京滋私大教連 副執行委員長/龍谷大学法学部 教授)
      経済同友会提言「私立大学におけるガバナンス改革」(2012.3.26)をめぐって
   3:中嶋哲彦(全国大学高専教職員組合中央執行委員長/名古屋大学教育発達科学研究科教授)
      国立大学における安倍内閣大学改革の特徴と全大教のとりくみについて
  パネルティスカッション
    パネリスト:中嶋哲彦/鈴木眞澄/西牟田祐二
  閉会挨拶:石倉康次(京滋私大教連 中央執行委員長/立命館大学産業社会学部 教授)

・主催:京都大学職員組合/京滋地区私立大学教職員組合連合
 後援:全国大学高専教職員組合/日本私立大学教職員組合連合
 協賛:高等教育研究会/日本科学者会議 京都支部/京都総評 
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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
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