契約思想・文献の補足

 昨日の本ブログでは、契約思想について研究メモを掲載したが、その際に、社会契約説に言及した。社会契約説はあまりにも有名であるが、入門的なものとして有益な文献をあげておきたい。

内井惣七
『自由の法則 利害の論理』
ミネルヴァ書房、1988年。

まえがき
本書の道案内

第一部 社会契約説の系譜
  第一章 ホッブス──自然的規範、虚構的支配
  第二章 ロック──神の法、所有、権力分割
  第三章 ヒューム──私利、共感、正義
  第四章 ルソー──自由、一般意志、立法者
  第五章 カント──実践的理性、自由の法則

第二部 功利主義の系譜
  第六章 ベンサム──私的価値と立法の規範
  第七章 J・S・ミル──功利主義と自由論
  第八章 シジウィック──直観主義から功利主義へ
  第九章 ヘア──分析倫理学から功利主義へ
  第十章 私的価値と公共的規範

索引

 本書は、教科書として整った内容であり、まずこのあたりから勉強に着手することが適当と思われる。
 なお、現代のキリスト教思想、特に政治思想との関連では、正義論、共同体主義と自由主義の論争、民主主義擁護などといった諸問題を視野に入れる必要があり、かなりまとまった議論の展開を視野に入れることは必要である。 


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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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