文化の多元性をめぐる論争から

 現代の状況を論じる際に、多元性という問題を無視することはできない。1980年代以降、宗教的多元性を含め、文化的多元性、多文化主義といった議論が展開されたのは偶然ではない。数回前の本ブログで、Lisa Stenmarkの著書について言及したが、シュテンマークはアーレントのほかに、セイラ・ベンハビブ(現イェール大学教授、政治学)にかなりを参照しつつ、議論を行っていた。ベンハビブの著作は、『他者の権利』(法政大学出版局)の邦訳が存在しているが、ハンナ・アーレント論や、国民国家、民主主義、ジェンダーなどの諸問題に関して、重要な論考が刊行されている。次の著作は、その一冊である。

Seyla Benhabib,
The Claims of Culture. Equality and Diversity in the Global Era,
Princeton University Press, 2002.

Preface
Acknowledgment

1 Introduction: On the Use and Abuse of Culture
2 "Nous" et les "Autres"(We and the Other): Is Universalism Ethnocentric?
3 From Redistribution to Recognition? : The Paradigm Change of Contempotpary Politics
4 Multiculturalism and Gendered Citizenship
5 Deliberative Democracy and Multicultural Dilemmas
6 Who are "We": Dilemma of Citizenship in Contemporary Europe
7 Conclusion: What Lies beyond the Nation-State?

Notes
Bibliography
Index

「われわれ」はだれら、それはどのように構築されるのか、契約?



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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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