キリスト新聞から

 キリスト新聞(第3319号、2014.7.12)が届きました。

<第一面>
「いま一度──声を大にして」「〝平和憲法を護れ〟」
 安倍政権が7月1日に閣議決定で、集団的自衛権の行使を容認したことへの批判記事。キリスト新聞の基本に関わる記事である。同じく一面の「望桜」「今週のつぶやき」も、集団的自衛権に集中している。
 連日の官邸前の抗議行動や、キリスト教諸団体(「特定秘密保護法に反対する牧師の会」「日本バプテスト連盟理事会」「日本宗教者平和協議会」)による声明も取り上げている。
 
 おそらく、各個教会レベルでも、説教や祈りの中で、信徒相互の会話において、集団的自衛権の閣議決定については、多くの言葉が発せられたものと思われる。その広がりは、マスコミ報道が無視する中で、かなりのものとなっているのではないだろうか。しかし、これで留まれば、おそらくこれだけのことである。
 どこかで、こうした動向を形にする戦略をもってさまざまな動向(原発、TPP、沖縄などをめぐってすでに顕在化している動き)をリンクさせる働きをする運動体が必要であろう。この1年間の京都大学での経験から言えば、形に表明されない反対は、「沈黙は同意とみなされる」からである(これまでよりも、さらに一歩踏み出すことが必要である)。現在の裁判闘争の一つの焦点は、この論理をいかに突き崩すかである。

<第二面>
「Satellite/サテライト」
「宣教」:「伝道と教育は宣教の2本柱」「第41回東北アジア教会宣教協議会」
「社会」:「日中の衝突解消するために」「南京大・劉成教授が明治学院大で講演」
「芸術」:「〝キリスト中心に作品を〟」「「キリスト教美術展」7月13日まで」
「海外」:「同性愛めぐり対応分かれる」「バチカンは同性愛者への配慮促す文書発表」

<第三面>
・提言「教会と地域福祉」:木原活信(同志社大学教授)「地域の重要な社会資源として」
 木原さんとは、何度か言葉を交わしたことがありますが、9月12日(午後)の日本宗教学会・第73回学術大会(同志社大学)における公開シンポジウム「宗教と対話─多文化共生社会の中で─」のパネリストのお一人です。
・大杉至・連載小説「牧師 沖方晴男の憂鬱」
 理研の小保方さんをめぐる騒動から着想を得た連載小説。ある牧師の「トンデモ」発言から次々の驚きの事実が明らかになるという想定で、今回は第一回。牧師「沖方晴男」の結びが「アーメン」ではなく「ラーメン」である祈りをめぐって、「アーメン」が明確な意味を有していることを理解していない牧師の存在が顕わになった。どうなる、今後の展開は。
 今後のキリスト新聞は、まず第三面から読み始めるということになるでしょうか。

<第四面>
「Book review/ブックレビュー」:
 髙橋義文『ニーバーとリベラリズム』(聖学院大学出版会)。
 日本では久しぶりのR・ニーバー研究書。
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