キリスト教思想の広がり

 キリスト教思想と一口に言っても、その内容は教派的に多様である。これはプロテスタント的伝統の内部においても、顕著であり、プロテスタント・キリスト教思想の全貌を把握することは必ずしも容易ではない。わたくしは、宗教改革に遡及する教派的伝統(カルヴィニズム、ドイツ改革派)の中で育ち、その後もその伝統に近いところを中心にキリスト教思想研究を行ってきた。日本のキリスト教思想に関わる教育機関で、大学の認可を受けた、あるいは総合大学に属するものの多くは(ローマ・カトリック教会などに関わる機関を除けば)、宗教改革的な伝統的な諸教派(この範囲をどのように規定できるかは問題であるが)に関わるものと言える。
 しかし、プロテスタント・キリスト教は、以上に述べた伝統的な旧い教派(メインラインという言い方もあるが)に属するものだけでなく、むしろより新しいいわゆるペンテコステ運動、カリスマ運動に由来する諸教派が活発な活動を展開している。したがって、現代のキリスト教思想を理解するには、このような新しい思想動向を視野に入れることが必要になる。そのために有益なのは、言うまでもなく、こうした新しい動向を視野に入れた文献を参照することにほかならない。今回、紹介するのは、こうした文献の一つである。

宇田進他編集
『新キリスト教辞典』
いのちのことば社、1991年。

 これは、現時点では、決して最新のものではないとしても(いのちのことば社のHPでは確認できない)、たとえば、カリスマ運動、カルヴィン主義、聖書翻訳、千年期、ディスペンセーション、弟子などの項目などは、参考になる。
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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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