聖書研究との関連で2

 聖書研究を行う場合には、原典テキストや辞典のほか、さまざまな道具が必要になる。その中でも重要なもののと一つが、注解書であり、どんな注解書が存在し、それぞれどんな特徴があるかなどについての基礎知識は、研究のレベルを左右することになる(が、これが難しい)。
 多種多様な注解書について、基本的な概観を得るために便利なのが、次の文献である。まずは、旧約聖書の注解書から。

Tremper Longman III,
Old Testament Commentary Survey, Fifth Edition,
Baker Academic, 2013(1991).

Preface to the Fifth Edition
Acknowledgements
Abbreviations

Introduction
  Who Should Read This Guide?
  Evaluation
  The Use and Abuse of Commentaries
One-Volume Commentaries
Commentary Sets and Series
Individual Commenraries
  Genesis ~Malachi

Appendix A: Five-Star Commentaries
  One-Volume Commenraries
  Commentary Series
  Individual Commentaries

Appendix B: Commenraries by Temper Longman III

Name Index

Who Should Read This Guide?
・・・
This guide is for anyone, layperson or minister, who desires to buy a commentary. It lists a number of works available for each book of the Old Testament, briefly summarizes their emphases and viewpoints, and evaluates them. This guide will be especially helpful to seminary students beginning to build the reference library that will be crucial to their preaching and teaching ministries. (2)
・・・ 

 一巻本での旧約全体の注解書、また注解書のシリーズなどについて、英語によるものがまとめられ、個々の旧約聖書文書についての個別的な注解書の特徴が完結に示されている。英語圏の注解書に限られているが(ドイツ語のものの英訳は含まれる)、情報量としては、かなりのものである。また、注解書をLayperson、Minister、Scholarという三つの読者カテゴリーのいずれかに分類し、評価が星(★)の数で示されるなど、多くの情報からの選択にも工夫がなされている。たとえば、Calvin's Commentaries は、LMS★★★★★、ICCは、S★★★、といった区分評価になっている。

 こうした文献が版を重ねて出版されるところに(1991年の初版から、最新が第5版)、アメリカにおける注解書の受容の高さを読み取ることができる。



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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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