『福音と世界』から

『福音と世界』(2014.11)が届きました。

まず、特集から。
「救いを神学する──なにからの、なにへの?」という特集として、次の論考が収録。
・「パウロにとっての「救い」──N・T・ライトの視点を通じて」(山口希生)
・「シモーヌ・ヴェイユにとって「救済とは」」(鈴木順子)
・「ある堕地獄者の証し──J・J・シュランに寄せて」(渡辺優)
・「謙遜の内にある救い」(佐藤真基子)

 新鮮な問題設定、伝統的な問い、いずれにおいても、救いは議論の展開を可能にし、思索・実践を要求する。宗教問いの中心にあるのはこのテーマであろう。今回の特集では、重要な
考える材料が提示されたとの印象である。

 特集とは別に収録された次の二つの論考も読みごたえがある。
・「クィア神学への誘い──性の多様性から神を見る」(工藤万里江)
・「この地上に永続する都をもっておらず」(C.S.ソン)

連載としては、今回もまずは次の二つ。
・寺園喜基「カール・バルト『教会教義学』の世界11 和解論(下)」
・永守哲也「近世から近代を生き抜くメノー派──プロイセン、ドイツ、ロシア」(旅する教会──再洗礼派と宗教改革20)
  宗教改革を500周年を間近にひかえ、わたしたちは、その歴史的遺産を十分に視野に入れているのか。記憶すべき、受け継ぐべき事柄は、多く、あまりにも多く残されてはいないのか。

期待の新連載が始まる。
・一色哲さんの「南島キリスト教史入門──奄美・沖縄・宮古・八重山の近代のキリスト教」。今回は「1」として、「南島キリスト教の深さと広がり」
 沖縄知事選のさなか、この連載がはじまった。わたしたちは、日本内の南島のどれほどを知り、その問いを共有しているのか。ここにもキリスト教の歴史がある。

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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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