並木浩一著作集3

 前回に続き、並木浩一著作集の紹介です。この3巻目で、著作集は完了です。

並木浩一著作集3『旧約聖書の水脈』
日本キリスト教団出版局、2014年。

まえがき

第一部 旧約聖書の源流
1 モーセ とりなしの愛
2 古代イスラエルにおける契約思想

第二部 預言者的精神の展開
1 古代イスラエルの預言者
付論 預言者における契約の表現
2 預言者の伝統と変容
3 預言者的終末論と黙示──旧新約合同学会での二つの発題に寄せて
4 メシアニズム・その過去と現在

第三部 一神教の感覚
1 人称を持つ神と人間
2 旧約時代における多神教と一神教──現代の課題との関わりにおける再評価
3 旧約聖書形成期における一神教の三類型

第四部 神の導きのもとでの人間 
1 創世記が描く人、民族、人類
2 雅歌 牧歌の伝統を革新する愛の表現
3 聖書の時代の旅人たち

初出一覧
あとがき
聖句索引
 
 「あとがき」で、「水脈」について次のように説明されている。「「水脈」とは、ある幅を持った地下水の流れのことである。地表からは見えないが、ときには地表に姿を現す。筆者は旧約聖書を複雑な山塊としてイメージするので、水脈も山地の風景に取り込まれる。渓流の上部でよく見られるが、水脈が岩屑の中に吸い込まれ、伏流水となる。・・・」(338)、筆者がこの「水脈」における旧約聖書をイメージするのは、「イスラエル預言者における契約の伝統とその表現をそのようなイメージで捉えている」(339)からである。アモス5.24。

 初出から時間がたった章には、やはり付論が付されており、現時点での筆者の補足・コメントがなされている。

 第一部の2や第三部は、早めに読む必要があると思われるが、どのようにその時間を生み出すかが問題である。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

LogosOffice

Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
Translation(自動翻訳)
FC2カウンター
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR