ハイデガー研究とキリスト教

 キリスト教思想にとって同時代の哲学は常に参照を必要とする研究分野であり、哲学の連関はキリスト教思想を理解する上で重要な鍵となる。したがって、現代キリスト教思想にとっては、現代哲学は対論の中心に位置している。その中でも、ハイデガーの重要性については、強調するまでもないいものであり、現代神学はハイデガーとの連関において多くの議論を展開している。
 現代キリスト教思想を学ぶ者にとって、ハイデガーについての一定の知見を得ることは重要な課題であり、今回刊行の次の文献は、その点で便利な入門書と言える。ハイデガー研究の現状を知り、特に日本のハイデガー研究の水準に触れることができる点で有益であろう。京都大学文学研究科出身の方々も多く執筆している。なお、個々の論考のタイトルなどは省略。

秋富克哉・安部浩・古荘真敬・森一郎編
『ハイデガー読本』
法政大学出版局、2014年11月。


凡例

第I部 前期ハイデガーの思索──『存在と時間』まで
 10の論考+間奏1

第II部 中期ハイデガーの思索──一九三〇年代から第二次世界大戦まで
 10の論考+間奏2

第III部 後期ハイデガーの思索──第二次世界大戦から最晩年まで
 9の論考+特別寄稿「ハイデガーと「世界ユダヤ人組織」」ペーター・トラヴニー

付録 ハイデガー全集の全貌(監修:齋藤元紀/陶久明日香/松本直樹)

事項索引(標準訳語一覧)
人名・著作名索引 
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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
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