ソウル研究調査4

 今回の調査は、YMCAとカトリック教会の二箇所を主要な調査先にしていたが、YMCAについては、韓国YMCA 全国連盟を訪問し(11月24日午前11時~12時)、YMCA Life-Peace Center のLee, Yunheeさんにインタビューを行った。なお、今回の全国連盟とは、2012年の調査の際に、インタビューを行ったソウルYMCAであり(本ブログの2012.8.26の記事で報告)とは区別されるものであり、韓国全国の各地域各地区YMCAに対する上部組織と位置づけられるものである。

 Leeさんによれば、YMCAにおける環境問題との取り組みは、1980年代からはじまり、1991年以降、例えば雑誌「緩急レポート」を刊行(1993-1995)するなどの活動を行ってきたが、2011年のフクシマ原発事故以降、核問題が大きなテーマとなっている。核の問題を信仰の問題と位置づけ、KNCCとの協力で、2011~13年に、「核のない世界の運動」を推進した(2012年で23団体参加)。
 もちろん、韓国のすべてのキリスト教教派や団体が一致できているわけではないが、核問題ネットワークはエネルギー運動として確実に展開しているとのことであり、各教会レベルでのエネルギー削減となって表れている。YMCAの活動は、さまざまなNGOと協力する一方で、各地域の独自の取り組みとしても進展している(たとえば、釜山の例)。

 今回の訪問では、環境や核問題以外に、YMCAが平和問題と取り組んでいることを知ることができた。Leeさんは、特にパレスチナ問題に取り組んでいる。
 また、2014年5月30日に刊行の「Korea YMCA Centennial Commemoration International Symposium Report」を資料としていただくことができたが、そこでも世界平和運動に関わる文章が多く収録されていた。

 韓国のキリスト教会の動向(特にプロテスタント教会の)についても、知ることができ、有意義なインタビューであった。
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