日本のカルヴァン研究2

前回紹介の論集の後半部分(第四章以降)です。

日本カルヴィニスト協会編
『カルヴァンとカルヴィニズム──キリスト教と現代社会』
一麦出版社、2014年。

第四章 カルヴィニズムと現代
 エフベルト・スフールマン「現代社会とキリスト者──今日の技術社会を如何に生きるのか」(1981年)
 村田充八「異教的宗教性の社会倫理──カルヴィニストの視座において」(1996年)
 稲垣久和「21世紀のネオ・カルヴィニズムとしての「公共の哲学」──res publicaとは何か」(2002年)
 水垣渉「変貌した世界とキリスト教における《カルヴィニズムと未来》」(1995年)
 水垣渉「キリスト教の弁明の課題としての日本の宗教性」(2001年)

第五章 カルヴィニズムと芸術・文化
 鈴木雅明「カルヴァンの詩編歌と日本」(1984年)
 鈴木雅明「賛美歌の歴史的形成」(1994年)
 松田信彌「キリスト者の芸術鑑賞」(1994年)
 大田正紀「近現代文学とキリスト教」(1997年)

第六章 日本カルヴィニスト協会の歩み
 日本カルヴィニスト協会結成の趣旨
 日本カルヴィニスト協会会則(1956年)
 日本カルヴィニスト協会 結成より今日まで(1956年)
 田中剛二「神のものは神に」(1956年)
 山中良知「有神論的文化建設の意義」(1974年)
 山中良知「巻頭言」(1977年)
 橋本龍三「山中良知先生とJCA」(1978年)
 橋本龍三「日本カルヴィニスト協会(JCA)の歩み」(1977年)
 村川満「カルヴィニズム主義学生運動(CSM)について」(1977年)
 市川康則「21世紀を迎えたカルヴィニズム──JCAの使命の継承と展望」(2002年)
 朝岡勝「福音主義陣営におけるJCAの位置と意義」(2002年)

日本カルヴィニスト協会略年表
著者紹介
編者あとがき

 宗教改革から500年が経過し、日本カルヴィニスト協会の設立からも60年の時が過ぎた。プロテスタント的なキリスト教全体において、「伝統」の見直しと新しい未来への展望を掲げる時期が来ている。こうした歴史意識は多くの場で共有されているものと思われるが、その内実は何かということである。
 日本のキリスト教思想研究という視点から見たとき、宗教改革から近世かけての時代に関わる研究はきわめて低調であり、危機的とも言える状況にある(これはわたくし個人の私見であるが)。これは、JCAを含め、日本のキリスト教界全般に通底する問題かもしれない。何か、大きな企画を行うときに、「今の世代が動ける内に」「将来的には無理になるかもしれない」との声が聞こえてくる。何が進行しつつあるかを見極める必要がある。
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 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

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