ウルリッヒ・ベックの宗教論

 ウルリッヒ・ベックは、現代のドイツを代表する社会学者であり、リスク社会論で、日本においても著名な人物である。また、この1月1日に 突如、逝去の報道が流れ、驚いた方も多いかもしれない。ベックは、本ブログでも取り上げる必要がある思想家であるが、まずは、邦訳の存在する彼の宗教論を紹介したい。

ウルリッヒ・ベック
『〈私〉だけの神──平和と暴力のなざまにある宗教』
岩波書店、2011年(原著 2008年)

謝辞
第一章 非社会学的序文──「自分自身の神」の日記、エティ・ヒレスム
  第一節 エティ・ヒレスム
  第二節 自分自身の人生、自分自身の空間、自分自身の神

第二章 社会学的序文──神々の回帰とヨーロッパ近代の危機
  第一節 宗教間の差異と世界社会の文明化
  第二章 世界宗教の共存と摩擦の新形態──世界宗教間摩擦の文明化は可能か

第三章 寛容と暴力──宗教の二つの顔
  第一節 宗教とは何か
  第二節 個人化とコスモポリタン化──再帰的近代化の枠内での宗教

第四章 異端か、それとも「自分自身の神」の発明か
  第一節 個人化の個人主義的誤解
  第二節 異端と正統信仰──宗教的自由が夢物語に過ぎなかった歴史
  第三節 個人化II──福祉国家
  第四節 宗教とアンチモダン、ポストモダン、第二の近代との関係について

第五章 副次的結果の狡知──世界宗教の紛争を文明化するための五つのモデル
  第一節 宗教の個人化と世界社会の「精神」
  第二節 市場モデル──神の商品形態
  第三節 宗教に対して中立的な憲法国家のモデル──ユルゲン・ハーバーマス
  第四節 普遍的世界倫理のモデル──ハンス・キュング
  第五節 方法としての改宗──マハトマ・ガンディー
  第六節 革命?

第六章 真理の代わりに平和を? 世界リスク社会における宗教の未来
  第一節 序説──「普遍主義同士の衝突」
  第二節 原理主義の勝利か、コスモポリタン的転換か
  第三節 宗教のナショナル化と歴史科学の方法論的ナショナリズム
  第四節 真理を平和に置き換えること──世界リスク社会における近代化アクターとしての宗教

訳者解説──ポスト世俗化時代の宗教
参考文献
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

LogosOffice

Author:LogosOffice
 これまで本ブログは、2013年度より2015年度まで科学研究費の交付(代表者・芦名定道)を受けて行われた研究を中心に、キリスト教思想研究に関わる情報を発信してきました。しかし、2016年度からの新しい研究プロジェクトに関連した事柄は、主に別のブログで取り扱うことにし、本ブログでは、これ以外の記事について継続的に内容を更新します(新しい科研に関するものも、記事の継続性の観点から一部はこちらでも扱います)。
 なお、本ブログにもしばしばコメントが寄せられますが、多忙のため、原則として応答その他の取り扱いはいたしません。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
Translation(自動翻訳)
FC2カウンター
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR